目次
電流について
直列回路は電流はどこでも等しかったはずですね。
並列回路の電流は途中で枝分かれしていて、これこそが並列回路の特徴であり、若干難しいところなんです。
抵抗があるということは、オームの法則からそれぞれの抵抗に電流が流れていくはずだけど、R1にもR2にも全く同じ大きさの電流が流れるのでしょうか?
実は、それぞれの抵抗に流れる電流の大きさは、抵抗の大きさによって決まります。
抵抗は言い換えると電流の流れにくさ。抵抗が大きければ大きいほど電流は小さくなります。
ちなみに枝分かれしている電流を足すと全体に流れる電流と等しくなります。
例えば枝分かれする前の電流の大きさが3Aだとしましょう。
この時、抵抗R1に流れる電流が2Aだったとしたら抵抗R2に流れる電流は1Aということになります。
抵抗について
直列回路の場合、全体の抵抗はそれぞれの抵抗の和でしたね。
並列回路の抵抗は、全体の抵抗を求めることがちょっと難しいです。
1/R = 1/R₁ + 1/R₂ +…1/Rn(nは抵抗の数)
全体の抵抗の逆数は各抵抗にかかる抵抗の逆数を足したものに等しい、ということですが…具体例を挙げてみていきましょう。
例えば、2つの抵抗が並列回路で繋がっていて、抵抗Aが150Ω、抵抗Bが100Ωだとします。
この時、2つの抵抗を合わせた全体の抵抗値を求めてみましょう。
さっきの並列回路の抵抗のルールに当てはめると、2つの抵抗の逆数を足したものになるから、
[Aの抵抗値]分の1 +[Bの抵抗値]分の1 = [全体の抵抗値]分の1
となるわけです。これに数値を当てはめると、
150分の1 + 100分の1 = [全体の抵抗値]分の1
60分の1= [全体の抵抗値]分の1
[全体の抵抗値]= 1分の60=60Ω
になりますね。このことからわかることが、
全体の抵抗はそれぞれの抵抗よりも小さくなるということです。
60Ωという抵抗値はAの抵抗値150Ωよりも小さいし、もう一個のBの抵抗値の100Ω よりも小さいですよね。
このような感じで、全体の抵抗を求めるとそれぞれの抵抗よりも小さくなってしまうのが、並列回路の抵抗なのです。
もっと簡単に抵抗の和を求められないの?という声が聞こえてきそうですね。
並列になっている抵抗が2つだけなら和分の積という式で全体の抵抗を求めることが出来ます。
R= (R₁ ×R₂)/(R₁ +R₂)
上の式と同じ数値になるか試してみてください。
実はこの式、上の式を変形させて出来た式なのです。抵抗が2つだけならこの和分の積を使った方が簡単ですね。
まとめ
最後に並列回路の電流・電圧・抵抗の求め方をひと通りおさらいしていきましょう。
・並列回路の電流は枝分かれした部分を足したものが全体の流れる電流に等しい!
・並列回路の電圧は電源の電圧と同じ!どこでも電圧は一緒!
・並列回路の全体の抵抗の逆数は、それぞれの抵抗にかかる抵抗の逆数を足したものと同じ!
(抵抗が2つなら和分の積でもOK)
あとは色々な問題を解いて計算に慣れていきましょう。
こちらの記事を読まれたお子さまへ
もしも勉強のことでお困りなら、親御さんに『アルファ』を紹介してみよう!
「勉強のやり方が分からない!」
「何から始めれば良いの??」
「前回のテストの点数、ちょっとやばかったな…」
そんなことでお困りではありませんか?
『家庭教師のアルファ』なら、あなたにピッタリの家庭教師がマンツーマンで勉強を教えてくれるので、
どんなに今の学力や成績に自信がなくても、着実に力を付けていくことがでいます!
もしも今、ちょっとでも家庭教師に興味があれば、ぜひ親御さんへ『家庭教師のアルファ』を紹介してみてください!
下のボタンから、アルファの紹介ページをLINEで共有できます!
こちらの記事をお読みいただいた保護者さまへ
さて、この記事をお読み頂いた方の中には
「子どもが中学生になってから苦手な科目が増えたみたい」
「部活が忙しくて勉強する時間がとれない」
「このままだと高校受験が心配」
といった、お子さまの勉強に関するお悩みを持たれている方も多いのではないでしょうか。
中学生は授業のペースがどんどん早くなっていき、単元がより連鎖してつながってきます。
そのため、一つの単元につまづいてしまうと、そこから連鎖的に苦手意識が広がってしまうケースが多いのです。
したがって、一つ一つの単元を確実に理解しながら進めることが大切になってきます。
口で言うのは簡単ですが、これがなかなか、一人で行うのは難しいもの。
家庭教師のアルファが提供する完全オーダーメイド授業は、一人ひとりのお子さまの状況を的確に把握し、学力のみならず、性格や生活環境に合わせた指導を行います。もちろん、受験対策も志望校に合わせた対策が可能ですので、合格の可能性も飛躍的にアップします。
中学生のお子さまの勉強についてお困りの方は、是非一度、プロ家庭教師専門のアルファの指導を体験してみてください。下のボタンから、無料体験のお申込みが可能です。
こちらの記事の監修者
浅井保(あさい たもつ)
- ・北海道大学文学部卒
- ・家庭教師のアルファ 講師部長
2008年に『家庭教師のアルファ』のプロ家庭教師として活動開始し、数多くの生徒への学習指導を経験。
現在、株式会社アルファコーポレーション講師部部長。