二十四節気の覚え方のコツを紹介 ひそかに自慢できる?|全学年/理科

勉強方法

二十四節気は日本生まれ・・・ではなく紀元前の中国で農作業の目安として生み出されたもののようです。(だからちょくちょく米作りに関係する言葉が入っています。)
1年を12の節と12の気(節と節の間に気が入る)に区分し、それぞれその時期に合った言葉を一生懸命考えて落とし込んでいったのでしょう。でも残念なことにその当時の中国と今の日本の季節・気候にはずれがあるため、『何か違う』と感じてしまうのは私だけではないでしょう。

目次

それぞれの節気のニュアンスをつかもう

一般的にものを覚えるコツはその対象をイメージ化することです。節気の言葉の持つ意味をしっかりとつかむことにより各季節との結びつきがより鮮明に、また強固なものになります。ではそれぞれの意味を確認していきましょう。

小寒(しょうかん)⇒ 寒さが小さい訳ですから、きっとここからどんどん寒くなってい  
           くのでしょう
大寒(だいかん)⇒ もう一番寒いに決まってますよね
立春(りっしゅん)⇒ そこここに何となく春らしさを感じ始める頃ですよね
雨水(うすい)⇒ 雪が解けて川になって流れていきます(byキャンディーズ)って感じ
啓蟄(けいちつ)⇒ 陽気にさそわれて虫たちがでてきちゃいました
春分(しゅんぶん)⇒ 昼と夜の長さが一緒になるある春の一日(春半分)
清明(せいめい)⇒ 若い緑が映え川がキラキラ輝き始める清らかで明るいイメージです
穀雨(こくう)⇒ 田んぼの準備が整う頃タイミングよく降る雨をイメージしましょう
立夏(りっか)⇒ そろそろ夏の気配を感じることができるかな?5月やけど・・・
小満(しょうまん)⇒ 満ち始める頃(何が?)草木が成長するっていう気持ち?気合?
   *小寒が寒さが始まるという意味なので『小』には何かが始まるという意味を持たせていると思われる
芒種(ぼうしゅ)⇒ 芒(のぎ)とはすすきの穂とか稲穂とかの穂にあたる部分なので、
          このままでは稲刈りの時期を想起させますが、ここは無理やり田植 
          えをイメージして下さいね



夏至(げし)⇒ 昼の長さが1年で一番長くなる日。19時ころまで明るいですよね。
小暑(しょうしょ)⇒『小』の理論では暑さが始まる時期で7月初旬、ちょうど梅雨明け 
         の時分やけど・・・小暑かなぁ?
大暑(たいしょ)⇒ 文字通り1年で一番暑い日で7月半ば、これも今とは違いますよね
立秋(りっしゅう)⇒ ほのかに秋の気配がただよう今日この頃・・・で8月初旬
           これもまた今の感覚とは全く違いますよね
処暑(しょしょ)⇒ 少し暑さが和らぐ頃・・・で8月半ば・・・夏はひと月ずれてます
白露(はくろ)⇒ 葉の先から一滴の露が落ちそうになってるイメージで9月初旬・・・
         やっぱりひと月ずれてますよね
秋分(しゅうぶん)⇒ 昼と夜の長さが一緒になるある秋の一日(秋半分)
寒露(かんろ)⇒ 野草に朝露がつき始める頃で10月初旬・・・まだ有り得るかな?
霜降(そうこう)⇒ けっして『しもふり』ではありません。これは霜が降る頃で10月
          半ば・・・これも有り得るかな?
立冬(りっとう)⇒ そろそろ冬の気配を感じる頃で11月初旬
小雪(しょうせつ)⇒ どこかで初雪のニュースが聞こえ始める頃
大雪(だいせつ)⇒ どこかで本格的に雪が降る頃
冬至(とうじ)⇒ 夜の長さが1年で一番長くなる日。17時頃には暗いですよね。

二十四節気と現在の日付との相関関係を見てみよう

二十四節気それぞれが持つ意味を理解したところで、次は現在の日付とのずれを確認しましょう。ずれていることを意識してさえいれば、これも二十四節気を覚えるための一助となります。

【春の6節気】
立春(春めくころ) 2/5頃
雨水(雪解け水) 2/20頃
啓蟄(虫たち出現) 3/5頃
春分(春半分) 3/20頃
清明(春真っ盛り) 4/5頃
穀雨(田の準備に恵みの雨) 4/20頃   

どうも大きなずれはないようです。

【夏の6節気】
立夏(夏の気配) 5/5頃
小満(万物成長開始) 5/20頃
芒種(田植え) 6/5頃
夏至(夏に至る) 6/20頃
小暑(梅雨明け) 7/5頃
大暑(猛暑) 7/20頃

大暑を除いて大きなずれはなさそうです。夏の盛りは8月半ば以降ですよね。

【秋の6節気】
立秋(秋の気配) 8/5頃
処暑(暑さがましになる) 8/20頃
白露(一滴の露) 9/5頃
秋分(秋半分) 9/20頃
寒露(朝露秋深し) 10/5頃
霜降(霜が降りる) 10/20頃

全体的に今の感覚より1ヵ月程度早そうです。

【冬の6節気】
立冬(冬の気配) 11/5頃
小雪(どこかで初雪) 11/20頃
大雪(本格的な雪) 12/5頃
冬至(冬に至る) 12/20頃
小寒(本格的な寒さスタート) 1/5頃
大寒(一番寒い) 1/20頃

大きなずれはなさそうですね

以上より、大暑~霜降にかけて1ヵ月程度ずれていることがわかります。

では、覚えましょう!

ここまで読み進めてくれていれば、二十四節気に対すてある程度のイメージはできていると思います。最後は語呂合わせで覚えましょう。

立春・立夏・立秋・立冬と春分・秋分・夏至・冬至は語呂合わせに入れません。それぞれ1番目と4番目に入ると覚えてください。

春の6節気・・・雨啓清穀 → OK成功(ウッケーセイコク・・・ちょっと苦しい)
夏の6節気・・・小芒小大 → 消防招待(ショウボウショウタイ・・・なんのこと?)
秋の6節気・・・処白寒霜 → 処白の感想(処白って誰?)
冬の6節気・・・小大小大 → 『雪』『寒』の順(語呂合わせはどこ行った?)

まとめ

最後に心から伝えたいことがあります。
『100年生きても二十四節気の知識を披露する機会はないかもしれません』
ならば無理やりそっちの方に話を持っていけばいいのです。
ただし、それで嫌われることになっても当局は一切関知しませんのでそのつもりで完全自己責任の下、心して披露する機会を作ってくださいね。

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こちらの記事の監修者

 浅井保(あさい たもつ)
・北海道大学文学部卒
・家庭教師のアルファ 講師部長
・山手中央高等学院 学院長

 
2008年に『家庭教師のアルファ』のプロ家庭教師として活動開始。
現在、株式会社アルファコーポレーション講師部部長、および同社の運営する通信制サポート校・山手中央高等学院の学院長を兼務しながら講師として指導にも従事。