理科の勉強法とは?|全学年/理科

勉強方法

理科は、成績で悩むお子さまの多い教科ですが、暗記系と理解系の両方で学習ポイントを押さえながら勉強することで伸びる教科でもあります。この記事では、理科の成績を上げる勉強法について分野ごとに詳しく紹介します。ぜひ参考にしてください。

目次

理科は「暗記系」と「理解系」の2種類がある

理科は、暗記系と理解系の2種類の勉強が必要な教科です。どちらかといえば暗記系が多いので、暗記系を勉強するだけで成績が伸びる人もいるでしょう。しかし、理科で高得点を目指すためには、暗記系と理解系の両方の勉強が必要になります。それぞれの勉強で気をつけるポイントを説明します。

◆暗記系で気をつけるポイント
暗記系の勉強で気をつけるポイントは次の3つです。
・反復する
・印象に残す
・思い出す練習をする
「反復する」とは暗記を繰り返すことで、記憶を定着させるために重要です。また、長期間勉強内容を覚えているためには「印象に残す」こともポイントです。「この言葉は面白い」「変わった名前だな」と思えるものは記憶に残りやすいので、印象に残るよう工夫して勉強すると、暗記系攻略につながります。
ただし、せっかく暗記をしてもテストで思い出せなければ意味がないので、「思い出す練習をする」ことも必要です。その効果的な方法が、テストや問題演習です。

◆理解系で気をつけるポイント
理解系の勉強で気をつけるポイントは次の3つです。
・なぜそうなるかを知る
・公式を使いこなす
・1ページずつ完璧にする
理解系は「なぜそうなるかを知る」必要があります。「こうなる理由は?」と原因を突き詰めながら勉強することで、理解が深まります。また、「公式を使いこなす」ために、どの公式をどこで使えばよいかを理解する必要があり、メカニズムを知ることが重要です。公式は暗記系だと思うかもしれませんが、理解系の勉強法になります。

また、理科には「積み上げ科目」の要素が含まれています。積み上げ科目は、前の勉強内容が次の内容で必要になるものを指します。そのため、理解の勉強では「1ページずつ完璧にする」ことが大切です。

理科の成績を上げる勉強法とは?

ここでは、理科の成績を上げるための具体的な勉強法について説明します。

◆教科書ガイドを使って勉強する
教科書ガイドとは、中学校の教科書の内容を、図や画像を用いてわかりやすくまとめた参考書です。学校で使っている教科書がわかりづらいと感じた場合は、教科書ガイドを使って勉強してみましょう。練習問題もついているので、知識が身についているかの確認もできます。

◆図と用語を一緒に覚え、公式を覚える
理科では実験や観察が豊富にあり、教科書でも図を用いた説明が多く出てきます。そのため、テストでは図の説明や関連用語が出題されやすいです。テスト勉強をする際は、図と用語をまとめて覚えると効率的に勉強できます。知識が定着しているかを確認するために、問題集で問題を解いて、わからない箇所は復習しましょう。
公式も、簡単な例題や問題を繰り返し解いて、理解しながら覚えます。「公式を覚える」というと、公式を書いたり声に出したりして暗記しようとする人がいます。しかし、公式を暗記しても使い方がわからなければ意味がないので、問題を解くことで公式そのものと使い方を効率的に覚えましょう。

◆記述問題(演習)をひたすら繰り返す
理科の記述問題の出題は増加しています。テストで得点源にするためにも、記述問題の対策はしっかりとやるべきです。中には難しい問題が出題されることもあるので、用語や公式を一つひとつ理解していくことがポイントになります。また、記憶に定着させるためにも、繰り返し演習を重ねることが必要です。
→問題集の選び方はどうすればいい?
問題集は、目的別で選びましょう。たとえば、定期テストに向けて勉強するのであれば、基礎がまとまっており、簡単な例題で用語の確認ができるものを選びます。
入試対策に向けて勉強するのであれば、過去に出題された入試問題が載っているものを選びます。参考書と問題集がセットになっているものは、理科を一から学び直したいときに使うとよいでしょう。
→ノートをとる際のポイントとは?
理科のノートをとる際のポイントは、関連する表や図を並べることです。これにより、全体像が掴みやすく覚えやすいノートになります。ただし、入試直前など残り時間が限られた状況でのノート作成は、作成だけに時間がかかって復習や演習に時間を取れないので、非効率的です。残り時間が少ない場合は、用語がまとまっている問題集などを活用しましょう。

◆苦手な単元に気づき、把握する
誰でもひとつやふたつ、苦手だと感じる単元があるでしょう。そんなときは、苦手な単元がどこなのか(物理・化学・生物・地学)を確認し、ひとつずつ根気よく克服します。理科は、積み上げ科目の要素は一部なので、できない単元をひとつずつ克服すれば最終的にすべての単元をカバーできます。

理科の分野別の勉強ポイントとは?

ここでは、理科の分野別の勉強ポイントを説明します。

◆物理の場合
物理の場合は、まず原理を理解することが重要です。法則や公式が多く出てきますが、これらを暗記しただけでは応用力が身につきません。問題集などで基礎から応用レベルまでの問題を解き、勉強した内容が身についているかを確認しましょう。
各学年で習う物理の単元は次のとおりです。
・1年生:光・音・力
・2年生:回路とオームの法則・電気とそのエネルギー・電流と磁界・電磁誘導
・3年生:力のつり合い・物体の運動・仕事とエネルギー

◆化学の場合
化学の場合は、物質名とその性質について覚えることが勉強のポイントです。物質名とその性質を自分で表にしてまとめると記憶に残りやすくなります。
各学年で習う化学の単元は次のとおりです。
・1年生:物質とその性質・気体の性質・水溶液・物質の状態変化
・2年生:原子と分子・化学式・化学変化と化学反応式・化学変化と物質の質量
・3年生:電解質と非電解質とイオン・電気分解・電池とイオン・酸とアルカリ・中和とイオン

◆生物の場合
生物の場合は、植物や動物についての「分類ができる」「つくりや働きを覚える」ことが重要です。生物用に一冊ノートを用意し、分類図やつくり、はたらきをまとめた「まとめノート」を作るとよいでしょう。
各学年で習う生物の単元は次のとおりです。
・1年生:植物の分類・植物のからだのつくり・植物のはたらき
・2年生:生物と細胞・人体・動物の分類
・3年生:生物の成長と細胞分裂・無性生殖と有性生殖・遺伝の規則性

◆地学の場合
地学の場合も、生物のように「分類図」や「分類表」のまとめノートを作ります。ただし、地学は生物に比べて計算問題が多く出題されるので、地学用語をしっかり覚えた上で問題演習に取り組むことが効率的な勉強法です。
各学年で習う地学の単元は次のとおりです。
・1年生:火山と火成岩・堆積岩・地層・地震
・2年生:空気中の水蒸気・大気のはたらき・日本の天気
・3年生:太陽の一日・一年の動き・星の一日・一年の動き・月の満ち欠けと動き・惑星の動き

理科は得点源のため手を抜かないようにしよう

理科は、英数国と比べると、勉強時間が少なくなりやすい科目です。しかし、理科は他教科に比べて勉強時間を増やすことで得点を上げやすい教科といえます。学習ポイントを押さえた勉強をすることで、高得点も十分に狙えます。英数国ばかりに時間を割くのではなく、理科もしっかりと対策するように心がけましょう。

暗記系と理解系の学習ポイントを見極める

理科には暗記系と理解系の2種類の勉強があり、それぞれ学習ポイントが異なります。しっかりと対策して、成績アップを狙いましょう。

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こちらの記事の監修者

 浅井保(あさい たもつ)
・北海道大学文学部卒
・家庭教師のアルファ 講師部長
・山手中央高等学院 学院長

 
2008年に『家庭教師のアルファ』のプロ家庭教師として活動開始。
現在、株式会社アルファコーポレーション講師部部長、および同社の運営する通信制サポート校・山手中央高等学院の学院長を兼務しながら講師として指導にも従事。