目次
- 小中学校の算数・数学の学習に出てくるおもな単位は以下の通り
- 長さの単位の換算はｍ（メートル）を基準に考える
- 面積の単位の換算はm²を基準に考える
- 体積の単位の換算はcm³（立方センチメートル）を基準に考える
- 容積の単位の換算は1ℓ（リットル）を基準に考えます
- おわりに
小中学校の算数・数学の学習に出てくるおもな単位は以下の通り
長さの単位： km, m, cm,mm
面積の単位： km² ,m², cm²,mm² ,a, ha
体積（容積）の単位： m³, cm³,㎘、ℓ、㎗、㎖
時間の単位： 年、月、日、時間、分、秒
速さの単位： km/時,m/分,cm/秒
重さの単位： kg, g,
この中で今回は長さ・面積・体積（容積）の単位に絞って解説します。
長さの単位の換算はｍ（メートル）を基準に考える
1mの長さは日常生活でもよく使われるので、イメージしやすいと思います。
1km（キロメートル）のk（キロ）は1000倍（×1000)を意味するので×1000に置き換えます。
（小数点の位置が右に3つ移動すると考えてもOK）
1km=1×1000m＝1000m
1cmのc（センチ）は1/100倍（×1/100)を意味します。（小数点の位置が左に２つ移動すると考えてもOK）
1cm=1×1/100m=1/100m=0.01m
1mmのｍ（ミリ）は1/1000倍（×1/1000)を意味します。（小数点の位置が左に3つ移動すると考えてもOK）
1mm=1×1/1000m=1/1000m=0.001m
*長さの単位のｍ（メートル）は以前地球の大きさを基にした長さでしたが、現在は光の速度を基準にしています。
面積の単位の換算はm²を基準に考える
km²（平方キロメートル）はkm×kmを表しています。
kは長さの時と同様に1000倍（×1000)を意味するので、
km²（平方キロメートル）は1000000倍（×1000000）になります。
1km²=1×1000000m²＝1000000m²
cm²（平方センチメートル）はcm×cmを表しています。
cは長さの時と同様に1/100倍（×1/100)を意味するので、
cm²（平方センチメートル）は1/10000倍（×1/10000）になります。
1cm²=1×1/10000m²＝1/10000m²=0.0001m²
cm²（平方センチメートル）はcm×cmを表しています。
cは長さの時と同様に1/100倍（×1/100)を意味するので、
cm²（平方センチメートル）は1/10000倍（×1/10000）になります。
1cm²=1×1/10000m²＝1/10000m²=0.0001m²
ａ（アール）は10m四方の面積を表しているので、
1a=10m×10m=100m²
ha（ヘクタール）のｈ（ヘクト）は100倍（×100)を表しているので、
１ha=1×100a=100a=10000m²
体積の単位の換算はcm³（立方センチメートル）を基準に考える
cm³（立方センチメートル）はcm×cm×cmを表し,1cm³は一辺1cmの立方体の体積です。
1m³（立方メートル）は一辺100cmの立方体なので
1m³=100cm×100cm×100cm=1000000cm³
容積の単位の換算は1ℓ（リットル）を基準に考えます。
1ℓ（リットル）は一辺10cmの立方体の容積なので、
1ℓ=10cm×10cm×10cm=1000cm³
㎗（デシリットル）のdは1/10を表しているので、
1㎗=1×1/10ℓ=1/10ℓ=0.1ℓ
1ℓ=10㎗
㎖（ミリリットル）のｍ（ミリ）は長さの単位と同様に1/1000倍（×1/1000)を意味します。
1㎖=1×1/1000ℓ=1/1000ℓ=0.001
1ℓ=1000㎖
1㎘（キロリットル）のk（キロ）は1000倍（×1/1000)を意味します。
1㎘=1×1000ℓ=1×1000ℓ＝1000ℓ
以上の様に長さ・面積・体積の単位の換算には共通する部分も多いので、長さの単位のmを基にして考えると考えやすいと思います。基準になる単位をしっかりマスターすることによって単位の換算の達人も夢ではないと思います。健闘を祈っています。
おわりに
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こちらの記事の監修者
浅井保(あさい たもつ)
・北海道大学文学部卒
・家庭教師のアルファ 講師部長
・山手中央高等学院 学院長
2008年に『家庭教師のアルファ』のプロ家庭教師として活動開始。
現在、株式会社アルファコーポレーション講師部部長、および同社の運営する通信制サポート校・山手中央高等学院の学院長を兼務しながら講師として指導にも従事。
