「勉強しなさい」はもう言わない!効果バツグンの8つの方法|全学年

勉強方法

子どもがなかなか宿題を始めない、机に向かうまで時間がかかるなどで、つい「勉強しなさい」と言ってしまう人は多いです。親としては、勉強の習慣が身につけば安心と感じることでしょう。
この記事では、勉強の習慣化ができない理由と、勉強の習慣づけのために親と子どもができることを解説します。勉強の習慣づけで自然と机に向かえるようになるために、お役立てください。

目次

勉強の習慣が成績を決める

子どもが学習習慣をもつことを望む親は、非常に多いです。理由は、学習習慣が勉強量を増やし、成績向上につながるからでしょう。その日の気分などに左右されないで毎日勉強することで、知識が積み重なり成績アップにつながります。
学習習慣があるかないかにかかわらず、学生は毎日のように学校や塾で勉強します。それでも成績に差が出る理由は、自ら勉強しているかどうかで身に付く知識が変わるからです。つまり、教えてもらったり言われたりするよりも、自分で積極敵に学んだ勉強の量で、成績は決まります。

◆勉強が習慣になっている状態とは
勉強が習慣化すれば成績アップが期待できます。勉強が習慣化されている状態は、以下の場合です。
・声掛けしなくても勉強する
・自然に机に向かっている
・生活に勉強が組み込まれている
以上のような状態は、勉強が習慣化されているので、モチベーションに左右されにくいです。また、気分ではなくても勉強に取り組めて、勉強をしているうちに徐々に調子を戻せる場合もあります。

◆勉強の習慣がない子どもの特徴
勉強の習慣がない子どもは、以下の傾向があります。
・集中力が続かない(ほかのものに集中がいく)
・学校の授業をしっかり聞いていない
・ながら勉強をしている
・勉強の計画や目標がない
・嫌なことを先送りする
・学校でもらったプリントをなくしやすい
・生活習慣が不規則
以上のような行動や習慣があると、勉強の習慣化は難しくなる傾向にあります。また、自分の好きな科目や分野だけを勉強しがちなので、成績も偏ってしまいます。

勉強の習慣が身につかない5つの理由

勉強の習慣が身につかない理由は、5つあります。詳しく解説するので、子どもに当てはまることがないかを確認してみてください。

◆ながら勉強をしている
ながら勉強は、学習の習慣化につながりません。テレビ視聴やスマートフォン操作などは、集中力が途切れてしまいます。テスト本番は静かな環境で集中して取り組むため、普段の勉強も同じような環境で行うことが有効です。また、友達と勉強するときも注意が必要です。お互いに教えあうならば問題ありませんが、雑談をするようであれば効果的な勉強につながりません。

◆誘惑が多い
ながら勉強の原因にもなりますが、誘惑が多いと勉強に集中しにくいです。テレビや漫画、スマートフォン、ゲームなど、勉強していて気になってしまうものは、段ボールに入れたり別の部屋に移動させたりして、視界に入らないようにします。気になるものが視界に入らなければ、誘惑に負けることも少なくなるでしょう。このように、勉強だけに集中する環境づくりが大切です。

◆勉強の必要性を感じていない
何のために勉強しているのかわからなかったり、勉強の必要性を感じていなかったりすると、勉強の習慣化は難しいです。興味のあることには前向きに取り組めますが、必要性を感じない物事には、やりたくないと感じるでしょう。「テストで〇点取りたい」「□□高校に合格したい」など、中長期的な目標をもつことが大切です。
ただし、自ら目標を考えたり計画を立てたりすることが苦手な子どももいるでしょう。その場合は、親も一緒に考えたり手伝ったりすることがポイントです。

◆勉強に飽きている
勉強に飽きていると、習慣化は難しいです。不得意な科目の勉強や暗記科目の勉強は、長時間行うことが苦痛に感じ、飽きやすいです。また、いつも同じ場所で勉強している場合も、飽きる原因になります。勉強に飽きている場合、学習する順番を変えたり、勉強する場所を変えたりなど、工夫が必要です。たとえば、得意教科と苦手教科を交互に勉強したり、疲れや飽きがきたら勉強する教科や内容を変えたりするといいでしょう。

◆「勉強しなさい」と言われすぎている
子どもがなかなか勉強を始めないことから、「勉強しなさい」と言いすぎていないでしょうか。子どもは「勉強しなさい」と言われると、勉強に対してネガティブなイメージを持ちやすくなります。また、「~しなさい」といった指示は、自由な行動が制限されたと感じます。そのため、命令や指示への反発として、勉強しない行動を取りやすくなります。思わず言いたくなりますが、逆効果になることを認識しましょう。

親ができる!勉強の習慣化のための5つの方法

子どもの勉強の習慣化について、親ができることを紹介します。

◆親が勉強している姿を見せる
子どもの勉強の習慣化に効果的な方法は、親が勉強する姿を見せることです。「勉強しなさい」と言っても、子どもは「お父さん(お母さん)は勉強しないからいいな」と感じていることもあります。親も毎日読書をしたり資格試験の勉強をしたりしましょう。親の姿を見ていると、子どもも勉強することは当たり前という気持ちになります。まずは、親自身の行動を変えてみてください。勉強は特別なことでなはいと思わせることが、大事です。

◆一緒に学習計画を立てる
子どもが自ら学習計画を立てることは難しいものです。そのため、親も一緒に学習計画を立てることがポイントになります。計画を立てるときは、「〇日までに、ドリルの□ページまでやる」など、具体的で無理のない目標にすることがポイントです。
空いている時間をすべて勉強に費やしたり、無理に勉強時間を捻出したりする計画は、子どもの負担が大きくなります。また、具体性のない目標は、達成しようという意識が薄れます。勉強時間と勉強内容に注意して、一緒に考えるようにしましょう。

◆興味を持っていることを広げてあげる
子どもが興味をもっていることから勉強につなげる方法も効果的です。特に子どもの場合、興味のあることには時間を忘れて没頭します。子どもが興味のある分野とそれに関連づけられる教科や単元をみつけると、集中して勉強できるでしょう。たとえば、歴史シミュレーションゲームが好きなら歴史上の人物の伝記、鉱石に興味を持ったら写真つきの図鑑など、興味を広げてみてください。そうすると、勉強に対するネガティブなイメージを変えられます。

◆リビング学習にする
リビング学習には次のようなメリットがあります。
・親の視線があるため勉強が始めやすい
・雑音があるなかでの勉強は集中力の向上につながる
・親がそばにいる安心感
親の視線は子どもにいいプレッシャーとなるので、勉強する動機づけになります。また、多少の雑音は試験会場も同じなので、集中力の向上になるでしょう。親がそばにいれば、子どもの孤独感の解消につながります。また、子どもの勉強している姿を見ることで気づいたことを声がけできたり、子どもからの質問に答えたりできます。

◆勉強したことを説明してもらう
勉強は、インプットとアウトプットが大事です。教科書やテキストなどを読んだり聞いたりするのがインプットです。アウトプットは、インプットしたことを話したり書いたりすることで、記憶の定着に効果的です。
勉強したことを誰かに説明することは、効果的なアウトプットです。勉強した内容を子どもがしっかりと理解しているのか、説明してもらうことで確かめられます。うまく説明できたら子どもは達成感を感じ、意欲の向上につながります。説明できない箇所があれば、そこを復習すればいいので、苦手の克服になります。

子どもが自分でやってみる!勉強の習慣化のための3つの方法

勉強の習慣化のために、子どもが自分でできる効果的な方法を3つ紹介します。手軽にできることばかりなので、ぜひ取り組んでみてください。

◆勉強する時間・場所を決める
勉強する場所や時間を決めると、勉強モードのスイッチが入りやすくなります。場所と時間が明確になることで、その場所=勉強、その時間=勉強という意識が芽生えやすいからです。「今日はいつ・どこで勉強しよう」と考えることは、それだけで疲れを感じてしまいます。しかし、場所と時間を決めてしまえば、スケジューリングなどに余計な労力を使わずに済み、勉強にエネルギーを使えます。また、学習計画を立てやすくなるメリットもあります。勉強に集中したいならば、場所と時間を決めましょう。

◆ハードルを低くする
勉強のハードルを低くし、まず勉強してみることが何よりも大切です。少しでもいいので、毎日やることが習慣化の第一歩です。はじめから2時間勉強すると決めるのではなく、今から〇〇してみようとスタートすることで、勉強に集中できることがあります。たとえば、テキストを2ページやる、英単語を10個覚えるといった簡単にクリアできることから始めてください。それでも机に向かえないならば、勉強の予定表づくりから始めてみましょう。何でも構いませんので、勉強に関することを始めてみることがポイントです。

◆一日の勉強内容を記録する
一日の勉強内容を記録することは、これまでの積み重ねを実感できます。「どこで・何を・どれくらい勉強したのか」を記録してみてください。「リビングで英語のテキストを〇〜△ページまでした」というように記録します。感想や集中などを詳細に記録しておくと、振り返ったときに自己分析の材料となります。
また、ぬり絵勉強法も効果的です。方眼紙を用意し、勉強した時間の分だけマスを塗っていくことで、勉強の成果を可視化できます。

勉強の習慣化には適切なサポートが重要

子どもの勉強の習慣化には、適切なサポートが必要です。「勉強しなさい」と声をかけるのではなく、親もしっかりとサポートに回れるようにしてください。

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こちらの記事の監修者

 浅井保(あさい たもつ)
・北海道大学文学部卒
・家庭教師のアルファ 講師部長
・山手中央高等学院 学院長

 
2008年に『家庭教師のアルファ』のプロ家庭教師として活動開始。
現在、株式会社アルファコーポレーション講師部部長、および同社の運営する通信制サポート校・山手中央高等学院の学院長を兼務しながら講師として指導にも従事。