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まずは自信を取り戻し、小さなできたを増やす
現在私が担当させていただいているお子さまに、とある学習障害をお持ちの生徒さんがいます。
この生徒さんは、コミュニケーション面では特に問題はないものの、数学のような論理的思考が苦手な方です。
これは学習障害をお持ちの方によくみられる傾向で、多くの方が読み書きや計算の分野で学習が極端に苦手とされています。
実際、私が担当してきた生徒さんの中にも、そのような傾向のある方が多くいました。
プロ家庭教師の対応
まずは足し算引き算をしっかりと繰り返し行い、計算に対するアレルギーをなくしてきました。
学習障害をお持ちの方の中には、計算問題自体が全くできない方もいらっしゃいますが、この生徒さんの場合、簡単な問題は解くことができました。
そのため、まずは繰り返し問題を解き続けることで、自信をつけてあげることを優先しました。
小さなできたを増やすことができると、生徒さんもすごく喜んでくれます。
学習障害をお持ちの生徒さんは勉強に対して自信をなくしているケースが多いです。そこを家庭教師がひとつずつゆっくりと解消してあげると自信につながります。
自信を持つと、生徒さんは勉強に対してやる気を持って取り組んでくれるようになります。
できることが増えてくると、少しずつ「難しい問題にもチャレンジする意欲」も湧いてきます。
一緒に、ゆっくりと階段をのぼる
このように、学習障害をお持ちの生徒さんの場合、階段をゆっくりのぼるのと同じで、まずは一段一段無理せずに一緒に登ることを意識した指導を心がけています。
丁寧なコミュニケーションを心がけながら、生徒さんの学習状況を把握し、その時その時に最適な方法で勉強していくことが大切です。
言葉によるコミュニケーションを取るのが難しい生徒さんの場合、筆談やうなずきだけでもいいので、生徒さんがどのように感じているかを極力汲み取るようにしています。
また、コミュニケーションを取れない「本当の理由」を探すことも重要だと考えています。
障害をお持ちのお子さまであっても、コミュニケーションをとれない理由が「言語能力の欠如」ではなく「極度の人見知り」である場合も多く、その場合は何度も繰り返し共通の話題などを探してみて、お子さまの複雑な心を開いていくよう努めています。
信頼関係の重要性
どんな生徒さんであっても、まずは信頼関係を築くことを重視しています。
一緒に勉強をしていくうえで、コミュニケーションはどんな生徒さんであっても一番大切であると感じています。
塾などと違い、1対1で指導する家庭教師は、生徒さんとの信頼関係が生まれやすいのが特徴です。
たとえ最初は意思の疎通が難しいお子さまであっても、一度信頼関係ができると、
「この先生の言うことは信じられるな」
「この人の言うことは聞いてみようかな」
「ちょっと勉強も頑張ってみるか」
と、意識を変えていくことができます。
また、自分が苦手としているところや分からないところを正直に話してくれるようになります。
学習障害のことでお悩みなら、アルファにご相談ください
経験豊富なプロ家庭教師のみが在籍するアルファなら、学習障害による勉強の遅れに悩んでいるお子さまであっても、適切な指導を行うことができます。
1対1の指導を通じ、
・今、どんな勉強が必要なのか
・どのようなコミュニケーションをとればやる気を出してくれるか
・目標を達成するためにはどうすれば良いか
など、最適な答えを見つけていきます。
「今まで塾や他の家庭教師を試したけどダメだった」
「勉強自体を諦めてしまっている」
「このままだと進路のこととかも心配」
そのようなことでお困りであれば、ぜひ一度、『家庭教師のアルファ』にご相談ください。
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こちらの記事の監修者
浅井保(あさい たもつ)
・北海道大学文学部卒
・家庭教師のアルファ 講師部長
・山手中央高等学院 学院長
2008年に『家庭教師のアルファ』のプロ家庭教師として活動開始。
現在、株式会社アルファコーポレーション講師部部長、および同社の運営する通信制サポート校・山手中央高等学院の学院長を兼務しながら講師として指導にも従事。