五段活用の覚え方|中学生/国語

勉強方法

目次

五段活用の覚え方


国語の中で皆さんが一番苦手とする傾向があるのが「文法」です。「覚えることばっかりで面白くない」「専門用語でわけがわからない」などの声が聞こえてきます。
とはいうものの文法は一定の規則さえ理解してしまえば簡単です。英語の「三単現のS」と同じです。
ここでは「国語」の授業の中でも質問が多い「五段活用」について、”できたを増やす”家庭教師のアルファがわかりやすく解説します。

五段活用を覚えるうえで①
『活用』について

動詞・形容詞・形容動詞は、用い方により語形が規則的に変化します。
例えば、「走る」という動詞は「走ろう」「走らない」のように、文の内容によって語形が変わります。
こうした語形の変化を「活用」といい、活用してできた形を活用形といいます。

五段活用を覚えるうえで②
『活用形』について

活用形には次の六つの形があります。なお、活用しない部分を語幹といいます。

⑴未然(みぜん)形
 助動詞「ない」「う」「れる」などに続く形です。
 ➡例:読まない・読もう

⑵連用(れんよう)形(小見出し)
 ①助動詞「ます」「た」「たい」などに続く形です。
 ➡例:読みます・読んだ
 ②「、」で切れる形です。(中止法)
 ➡例:本を読み、考える。
 ③助詞「て」「たり」「ながら」などに続く形です。
 ➡例:読んで・読みながら

⑶終止(しゅうし)形(小見出し)
 ①言い切る形です。(文が終わる)
 ➡例:新聞を読む。
 ②助動詞「まい」「らしい」などに続く形です。
 ➡例:読むまい・読むらしい。
 ③助詞「と」「から」「けれど」などに続く形です。
 ➡例:読むと・読むけれど

⑷連(れん)体(たい)形(小見出し)
 体言(名詞・代名詞)に続く形です。
 ➡例:読むとき・読む場所

⑸仮定(かてい)形(小見出し)
 助詞「ば」に続く形です。
 ➡例:読めば

⑹命令(めいれい)形(小見出し)
  命令して文を言い切る形です。
  ➡例:読め

五段活用を覚えるうえで③
活用の種類

 ⑴五段活用

  語尾が五十音図の「ア・イ・ウ・エ・オ」の各段の言葉で活用します。最も多いのが五段活用の動詞です。「聞く」を例に見てみましょう。

  ☆未然形
   「聞か(ka)ない」……ア段の音
   「聞こ(ko)う」………オ段の音
  ☆連用形
   「聞き(ki)ます」……イ段の音
  ☆終止形
   「聞く(ku)」…………ウ段の音
  ☆連体形
   「聞く(ku)とき」……ウ段真音
  ☆仮定形
   「聞け(ke)ば」………エ段の音
  ☆命令形
   「聞け(ke)」…………エ段の音

 

⑵上(かみ)一段活用

  活用の最初の音が、すべて「イ」の段で始まります。「見る」を例に見てみましょう。
  ☆未然形
   「見(mi)ない」………イ段の音
  ☆連用形
   「見(mi)ます」………イ段の音
  ☆終止形
   「見(mi)る」…………イ段の音
  ☆連体形
   「見(mi)るとき」……イ段真音
  ☆仮定形
   「見(mi)れば」………イ段の音
  ☆命令形
   「見(mi)ろ」…………イ段の音

 

⑶下(しも)一段活用

  活用の最初の音が、すべて「エ」の段で始まります。「出る」を例に見てみましょう。
  ☆未然形
   「出(de)ない」………エ段の音
  ☆連用形
   「出(de)ます」………エ段の音
  ☆終止形
   「出(de)る」…………エ段の音
  ☆連体形
   「出(de)るとき」……エ段真音
  ☆仮定形
   「出(de)れば」………エ段の音
  ☆命令形
   「出(de)ろ」…………エ段の音

 

⑷カ行変格(へんかく)活用(カ変)

  他の語と異なり、カ行で変則的な活用をします。(活用例は省略)
カ変動詞は「来る」一語だけです。

 

⑸サ行変格(へんかく)活用(サ変)

  カ変と同様に、サ行で変則的に活用します。(活用例は省略)
  サ変動詞は「する」一語ですが、「勉強する」のように名詞について複合動詞を作ります。

五段活用を覚えるうえで④
『動詞の活用の種類』の見分け方

 動詞に、助動詞の「ない」をつけて、「ない」の上の語がア段ならば五段活用、イ段ならば上一段活用、エ段ならば下一段活用です。
※カ変動詞・サ変動詞はそれぞれ一語ずつしかないのですぐにわかります。

自分の手のひらで考えると見分け方がよくわかりますよ。

 ※「上二段」と「下二段」については、高校で学習します。

まとめ

五段活用についての解説はどうでしたか?少しでもご理解頂けたのなら幸いです。

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こちらの記事の監修者

浅井保(あさい たもつ)

  • ・北海道大学文学部卒
  • ・家庭教師のアルファ 講師部長

2008年に『家庭教師のアルファ』のプロ家庭教師として活動開始し、数多くの生徒への学習指導を経験。
現在、株式会社アルファコーポレーション講師部部長。