目次
11位:日本
日本には、文化財としての価値が高い『法隆寺』『姫路城』『厳島神社』
美しい自然が残されている『屋久島』や『知床』『小笠原諸島』、そして『富士山』など、
計25の世界遺産があります。
数の順位としては11位と、惜しくもTOP 10には入っていませんが、そもそも世界遺産がある国は167か国あります。(2023年3月現在)
その中の11位と考えれば、日本も十分、世界遺産が多い国と言えるでしょう。
10位:イラン
イランには、紀元前518年の、アケメネス朝ペルシア帝国時代に、ダレイオス1世によって建設された『ペルセポリス』
18世紀末のカージャール朝時代の『ゴレスターン宮殿』など、
計26の世界遺産があります。
なかでも、イラン初の世界自然遺産となった『ルート砂漠』は、イランの総面積の約10%を占める非常に大きな砂漠です。
9位:ロシア
ロシアには、「シベリアの真珠」「生物進化の博物館」などと称される三日月型の湖『バイカル湖』
「火山の博物館」と言われる島、カムチャツカ半島にある『カムチャツカの火山群』など、
計30の世界遺産があります。
なかでも、旧ロシア帝国時代の宮殿である『モスクワのクレムリンと赤の広場』は、ロシアを象徴する世界遺産の一つでしょう。
モスクワのクレムリンと赤の広場は、その歴史的背景もあり、様々な映画にも登場します。
8位:イギリス
イギリスには、先史時代の巨石建造物群『ストーンヘンジ、エーヴベリーと関連する遺跡群』や、
現在のイギリス王室を開いたウィリアム1世が11世紀に築いた『ロンドン塔』など、
有名な世界遺産が計33あります。
なかでも、ビッグ・ベンの愛称で知られる『ウエストミンスター宮殿、ウエストミンスター大寺院及び聖マーガレット教会』は、
イギリスを訪れたら1度は行きたい観光スポットです。「世界一有名な時計塔」といえるかもしれませんね。
7位:メキシコ
メキシコには、マヤ文明を代表する都市遺跡『古代都市ウシュマル』や、
コククジラの繁殖地になっている『エル・ビスカイノのクジラ保護区』など、
計35の世界遺産があります。
なかでも、後古典期マヤ(900~1100年頃)最大の遺跡である『チチェン・イッツァ』は、
四方は55.3m、高さ24mで9層にも及ぶ巨大な世界遺産です。
6位:インド
インドには、世界でも類を見ない、3つの宗教建築が同じ場所に集合している『エローラ石窟群』や、
2016年にインド、日本、ドイツ、スイス、ベルギー、フランス、アルゼンチンの7か国が共同推薦した『ル・コルビュジエの建築作品-近代建築運動への顕著な貢献-』など、
計40の世界遺産があります。
なかでもインド・イスラム文化の代表的な建築物『タージ・マハル』は、
「人生で1度は行ってみたい」と言う人も多い、有名な世界遺産です。
4位:スペイン/フランス
スペインには、ディズニー映画「白雪姫」に登場する城のモデルとなり、スペインでもっとも美しい城と言われる「アルカサラ」や、2000年以上前にローマ人が石を積み上げてできた水道橋などがある『セゴビア旧市街とローマ水道橋』
「もし、スペインに1日しかいないのなら、迷わず行け」と言われるほどの『古都トレド』などがあります。
なかでも、スペインの天才建築家である『アントニ・ガウディの作品群』には、あの「サクラダファミリア」なども含まれており、生で見るととんでもない迫力です。
またフランスには、「海上のピラミッド」「西洋の驚異」などと称される『モンサンミシェル』
フランス絶対王政時代を象徴する『ヴェルサイユの宮殿と庭園』などの世界遺産があります。
その中でも特に有名なのは、エッフェル塔やノートルダム大聖堂などが含まれる『パリのセーヌ河岸』でしょう。
スペインとフランスは同数で、それぞれ計49の世界遺産があります。
3位:ドイツ
ドイツには、世界遺産第一号の1つである『アーヘン大聖堂』や
町全体が世界遺産として登録されている『バンベルク市街』など
計51の世界遺産があります。
なかでも世界最大規模のゴシック建築物として知られる『ケルン大聖堂』は、ドイツで最も人気のある観光スポットの1つです。
近くで見ると、きっとその存在感に圧倒されるでしょう。
2位:中国
中国には、約8000体の兵士の俑が見つかった『秦始皇帝陵及び兵馬俑坑』や、
絶滅危惧種であるジャイアントパンダの30%以上が生息している『四川ジャイアントパンダ保護区群』など、
計56の世界遺産があります
その中でも特に有名なのは、やはり『万里の長城』でしょう。
紀元前214年に、遊民族が侵攻を防ぐために始皇帝によって建設が始められた万里の長城は、
その後いくつかの王朝によって修築と移転が繰り返され、現在に至ります。
現存する人工壁の延長は6,259.6 kmと、これだけでもとんでもない長さなのですが、
中国の国家文物局によれば、過去に建設されたものの現在は残っていない部分を含めると、
その総延長は21,196kmにもなるといいます。
1位:イタリア
イタリアには、世界一美しい海岸と言われる『アマルフィ海岸』
ルネッサンスの中心地となった、『フィレンツェ歴史地区』
かつてアドリア海の女王と謳われた水の都、『ヴェネツィア』
ピサの斜塔で有名な、『ピサのドゥオモ広場』など
計58の魅力的な世界遺産があります。
なかでも、かつてローマ帝国の中心だったフォロ・ロマーノや、剣闘士による戦いが繰り広げられたコロッセオのある
『ローマ歴史地区、教皇領とサン・パオロ・フオーリ・レ・ムーラ大聖堂』は、イタリアで最も人気のある観光スポットの一つです。
さらにローマ市内には、世界一小さい国として有名な『バチカン市国』があり、ここは国全体が世界遺産として登録されています。