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これまで様々な「家康」が語られてきた
「徳川家康」ではさわやかな人間味の溢れる人物として描いた原作同様に、これまでふくよかな俳優が演じることが多かった徳川家康を長身で二枚目の滝田栄さんを起用しました。滝田栄さんは役に近づこうと徳川家康が大原雪斎(たいげんせっさい)から教えを受けていた臨済寺で一時生活を送っていたとのことです。
「葵 徳川三代」では徳川家康、秀忠、家光を主人公に三代にわたる徳川家の物語をリレー形式で描きました。
徳川家康を演じたのは大河ドラマ「独眼竜政宗」で徳川家康を演じ、13年ぶりに再び徳川家康を演じることになった津川雅彦さんでした。
ちなみに大河ドラマで家康を二度にわたり演じたのは、『独眼竜政宗』『葵 徳川三代』に出演した津川雅彦さんのほかに、寺尾 聰さんと北大路欣也さんがいらっしゃいます。
寺尾聰さんは1973年、26歳で「国盗り物語」に出演。
そして41年後「軍師官兵衛」で徳川家康役を再び演じることになりました。
北大路欣也さんは、『江〜姫たちの戦国〜』で徳川家康として登場します。
そして幕末から明治を舞台にした『青天を衝け』では、ナビゲーターという新たな立ち位置で徳川家康を務めました。
次のドラマでは、これまでとは違う「家康」が描かれる？
「どうする家康」この大河ドラマの主演徳川家康は嵐の松本潤さんが演じます。
NHKの公式サイトによると「ひとりの弱き少年が、乱世を終わらせた奇跡と希望の物語」とのこと。
そこで気になるのが「ひとりの弱き少年が」という文言ではありませんか？
徳川家康=強いというイメージを持っていた筆者もその1人です。
徳川家康の幼少期をおさらい
そこでここからは徳川家康の幼少期をおさらいしましょう。
三河国の岡崎城主・松平広忠とその妻・於大の間に生まれます。幼少名は竹千代です。
竹千代が3歳の時、広忠と於大が離別したため、突如母との別れが訪れます。
於大の実家が織田方へ属したことが大きな要因でした。広忠は於大と離別することで、松平家が今川方に残ることを示したとされています。
織田家の人質に
今川家に従っていた広忠は、忠誠を示すために、当時6歳の竹千代を人質に差し出そうとします。
しかし護送の途中で、家臣の裏切りにより、竹千代は織田家の人質となってしまったのです。
天文18年（1549）3月、父広忠が家臣に殺害された報がもたらされると、今川義元はすぐさま家臣を派遣して岡崎城を接収。
さらに織田方の拠点である安祥城へ攻め込み、織田信秀の子息で信長の庶兄（正室の子でない兄）にあたる織田信広を捕虜としました。
ここで織田信広と竹千代の人質交換が行われ、竹千代は今川家に戻ることとなりました。
家康の幼少期は苦労の連続
幼くして母と離別、長きに渡る人質生活など、一見すると弱き少年のようにも受け取られがちな幼少期。
しかし、その後は征夷大将軍になるなど目覚しい活躍をするのも徳川家康です。
これを機にみなさんも徳川家康に触れてみてはいかがですか？
おわりに
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こちらの記事の監修者
浅井保(あさい たもつ)
・北海道大学文学部卒
・家庭教師のアルファ 講師部長
・山手中央高等学院 学院長
2008年に『家庭教師のアルファ』のプロ家庭教師として活動開始。
現在、株式会社アルファコーポレーション講師部部長、および同社の運営する通信制サポート校・山手中央高等学院の学院長を兼務しながら講師として指導にも従事。
