時差の問題の解き方~学校では教えてくれない考え方~|全学年/社会科

勉強方法

社会で出てくる時差の問題は受験問題にもなりやすいですが、苦手な生徒も多い部分だと思います。
その理由は日付変更線があるからだと思います。時差を出すだけならば出来る生徒もいますが、そこから発展した「2点の場所で片方の時刻がわかっていて、もう一方の場所の時刻を求める問題」が正答率は極端に落ちます。
時間を「戻す」のか「進める」のか、日付がどうなるのか、ここでつまずく生徒が大半です。そんな問題を解決するために、学校では使わない考え方を説明していきます。
この記事では、時差の問題について、"できたを増やす"家庭教師のアルファが解説いたします。

目次

学校での教え方

まずは学校での教え方になります。
まとめると、主にこのようになります。
(1)東経同士・西経同士は経度を引く・東経と西経の場合は足す
(2)2地点の経度の差を15で割る
(3)東へ進む場合は時間を足す・西へ進む場合は引く
(4)日付変更線を越える場合、東から西に超えるときは1日進む・西から東に超えるときは1日戻す
の4点が重要ポイントになります。
しかし、これだけではわからない生徒が非常に多いと思いますので、一つずつ説明していきます。

(1)東経同士・西経同士は経度を引く・東経と西経の場合は足す

何故そもそも足したり引いたりするのかですが、上記のような世界地図で考えます。
一般的な日本の地図とは違い中心が本初子午線(ロンドン)になっています。こちらの地図で考えると、日付変更線もなくなり、東経・西経もわかりやすくなり圧倒的に簡単になります。これが「学校で教えてくれない考え方」になります。話が逸れますが、この地図が世界的には一般的なので、日本は「極東の国」と呼ばれていたのです。
日本は東経135度、ロンドンは東経0度なので、その違いは135-0=135になりその差は135度となります。
アメリカのニューヨークであれば、西経75度になりますので、日本との違いは135+75=210となります。

(2)2地点の経度の差を15で割る

なぜ15で割るのか?それは、経度は15度違うと、1時間の時差が発生するからです。
ちなみにですが、3年生の理科でも「1時間で15度違う」という地球の自転の話が出てきます。ここで「15」という数字だけしっかりと覚えておきましょう。
この15度は、東経・西経合わせて360度を24時間(1日)で割ることで求められる数字です。

(3)東へ進む場合は時間を足す・西へ進む場合は引く

ここで少し話が変わります。先ほど出てきた「極東の国」というのは日本のことですが、昔は「日出ずる国」と呼ばれていたのは知っていますか?これは世界から見て、日本が太陽の上る方角にあったことからそう呼ばれるようになったそうです。
もう一つ、太陽は東から上って西に沈むことは知っているでしょうか?先ほどの地図を見てもらえばわかる通り、日本は東側になります。
・・・ということは、他の国よりも時間が早いことがわかります。これが「東へ進む場合は時間を足す・西へ進む場合は引く」の理由です。東側は他の地域よりも早く朝が訪れるのです。

(4)日付変更線を越える場合、東から西に超えるときは1日進む・西から東に超えるときは1日戻す

地図を見てわかっている方もいると思いますが、この地図では日付変更線を考える必要がありません。なぜなら、地図の淵が変更線になるからです。これで煩わしいことが一つ減りましたね。

どうでしょうか?
1~4の説明を見て、少しはわかったかも!なんて思った方もいるんじゃないでしょうか?
そう思ったあなた!今すぐに問題にチャレンジしてみましょう!学校のワークにも問題があると思います。もちろんこの説明を見ながらでも大丈夫です。まずは自分でチャレンジしてみましょう。

おわりに

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こちらの記事の監修者

 浅井保(あさい たもつ)
・北海道大学文学部卒
・家庭教師のアルファ 講師部長
・山手中央高等学院 学院長

 
2008年に『家庭教師のアルファ』のプロ家庭教師として活動開始。
現在、株式会社アルファコーポレーション講師部部長、および同社の運営する通信制サポート校・山手中央高等学院の学院長を兼務しながら講師として指導にも従事。