衆議院・参議院の定数の覚え方!

勉強方法

衆議院とは

早速、両院ついて解説します。衆議院は、1890年に明治憲法の施行に伴い設立された、日本の下院に相当する議院です。この「下院」は「上院」と対になる言葉ですが、必ずしも権限の強弱を表す言葉ではありません。むしろ我が国においては、下院である衆議院の方が上院の参議院よりも権限が強いとされています。これは、衆議院には解散があり、且つ任期も短いことから、より国民の意見を反映した議院となると考えられているからです。詳しくは衆議院の優越【※1】をご覧ください。
 一般的に、下院は人民の代表によって構成される国が多く、上院は貴族(我が国では皇族や華族)のような地域の代表によって構成されていた事が多かった議院なのです。つまり、上院・下院の違いは構成する人間の選出方法の差だったわけですね。ただ、現在は貴族院を持たない国が増えたので、上院と下院の人材的な差は昔と比べ少なくなったと言えるでしょう。

参議院とは

それでは、参議院はどのようなものなのでしょうか。我が国において参議院は上院に当たるものですが、先述のように上院は昔、皇族や華族等で構成される貴族院でした。貴族院から現在の参議院へと移行したのは、第二次世界大戦終戦後の1947年のことです。参議院は前身の貴族院とは違い、「国民の代表」によって構成される議院となりました。
 衆議院との主な違いは、任期や定数、選挙の方法、解散の有無などです。まず任期についてですが、衆議院は4年、参議院は6年となっています。ただ、参議院は3年に一度、定数の半分が入れ替わるように憲法で定められているため、3年ごとに半数を選出する選挙があります。また、衆議院は小選挙区制(全国を295の選挙区に分け、各区の最多得票者1名が当選)を採用しているのに対し、参議院は選挙区制(全国を45の選挙区に分け、各区の定数まで1~6名が当選)を採用しています。さらには参議院には解散がなく、衆議院と比べ長期的な政策を議論しやすいといった特徴があります。

両院の定数の覚え方

衆参両院の定数は大きく違います。2019年8月現在、衆議院は465人(小選挙区289人・比例代表176人)、参議院は248人(大選挙区148人・比例代表100人)と定められています。衆議院の定数は参議院の倍近くあるわけですね。
 定数の覚え方ですが、語呂合わせで覚えるとすれば「喜(465)ぶ衆議院」、「参議院は西や(248)」という感じでしょうか。ただ実際には、国会議事堂からみると参議院は北に位置しているので、あくまで語呂合わせ用に覚えてくださいね。
 内訳まで含めて覚えるとすると、どちらもかなり無理矢理な語呂合わせになります。衆議院は「喜(465)ぶ、持薬(289)、稲荷(176)」でしょうか。文章を作るとすれば、順番が逆になりますが「お稲荷様が持薬を持ってきてくれて喜ぶ」と覚えると良いかも知れません。参議院は「西や(248)、医師は(148)、百(100)」はどうでしょう。こちらも順番は逆になりますが「百歳の医師は西や!」と覚えるとよいかしれません。
 どちらも無理がある覚え方ですし、内訳まで聞かれることはほぼ無いと思いますので、覚えるのは「衆議院465人、参議院248人」までで十分です。

おわりに

衆議院と参議院の違いについて、ご理解頂けたでしょうか。最初に述べましたが、日本で暮らすうえでは、「衆議院・参議院とは何か」という情報は一般常識の範疇と言えます。是非このページに書かれていることだけでも覚え、日々のニュースの理解度を深めて頂きたいと思います。
 政治を学ぼうとすると、難しい言葉がたくさん出てきて、嫌になってしまう人も多いですよね。でも、私たちは民主主義国家の国民です。有権者の一人として、是非一度真剣に政治を勉強してみてください。政治には様々な面がありますので、きっとあなたも、面白いと感じる部分があるはずです。

TIPS一覧へ