衆議院・参議院の定数の覚え方!|小学生/社会科

勉強方法

日々のニュースを見ていると、必ず政治の話題は取り上げられていますよね。そのなかで「○○法が衆議院で可決」「○○氏が参議院選挙で初当選」など、衆議院・参議院という単語がよく出てくると思います。学校で習うことでもありますが、この衆議院・参議院とは、どういうものか説明できますか?「なんとなくしかわかってないかも…」という方も多いのではないでしょうか。
 筆者の経験をお話しすると、政治の話を友人・知人とする機会は、年齢を重ねるほど多くなるように感じます。それはやはり、自らが税金を納める立場になってくると、そのお金がどう使われるのかに、自然と関心が出てくるからだと思います。その際、基本的な政治用語である衆議院と参議院の意味を知らないと、恥ずかしい思いをするかもしれません。そこでこの記事では、衆参両院について、その意味や覚え方を解説していきます!学生の方はテスト対策、社会人の方は一般教養として、お役立て頂ければ幸いです。

目次

衆議院とは


早速、両院ついて解説します。衆議院は、1890年に明治憲法の施行に伴い設立された、日本の下院に相当する議院です。この「下院」は「上院」と対になる言葉ですが、必ずしも権限の強弱を表す言葉ではありません。むしろ我が国においては、下院である衆議院の方が上院の参議院よりも権限が強いとされています。これは、衆議院には解散があり、且つ任期も短いことから、より国民の意見を反映した議院となると考えられているからです。詳しくは、この記事の最後に『衆議院の優越』について解説したページへのリンクがありますので、そちらをご覧ください。
 一般的に、下院は人民の代表によって構成される国が多く、上院は貴族(我が国では皇族や華族)のような地域の代表によって構成されていた事が多かった議院なのです。つまり、上院・下院の違いは構成する人間の選出方法の差だったわけですね。ただ、現在は貴族院を持たない国が増えたので、上院と下院の人材的な差は昔と比べ少なくなったと言えるでしょう。

参議院とは

それでは、参議院はどのようなものなのでしょうか。我が国において参議院は上院に当たるものですが、先述のように上院は昔、皇族や華族等で構成される貴族院でした。貴族院から現在の参議院へと移行したのは、第二次世界大戦終戦後の1947年のことです。参議院は前身の貴族院とは違い、「国民の代表」によって構成される議院となりました。
 衆議院との主な違いは、任期や定数、選挙の方法、解散の有無などです。まず任期についてですが、衆議院は4年、参議院は6年となっています。ただ、参議院は3年に一度、定数の半分が入れ替わるように憲法で定められているため、3年ごとに半数を選出する選挙があります。また、衆議院は小選挙区制(全国を295の選挙区に分け、各区の最多得票者1名が当選)を採用しているのに対し、参議院は選挙区制(全国を45の選挙区に分け、各区の定数まで1~6名が当選)を採用しています。さらには参議院には解散がなく、衆議院と比べ長期的な政策を議論しやすいといった特徴があります。

両院の定数の覚え方

衆参両院の定数は大きく違います。2019年8月現在、衆議院は465人(小選挙区289人・比例代表176人)、参議院は248人(大選挙区148人・比例代表100人)と定められています。衆議院の定数は参議院の倍近くあるわけですね。
 定数の覚え方ですが、語呂合わせで覚えるとすれば「喜(465)ぶ衆議院」、「参議院は西や(248)」という感じでしょうか。ただ実際には、国会議事堂からみると参議院は北に位置しているので、あくまで語呂合わせ用に覚えてくださいね。
 内訳まで含めて覚えるとすると、どちらもかなり無理矢理な語呂合わせになります。衆議院は「喜(465)ぶ、持薬(289)、稲荷(176)」でしょうか。文章を作るとすれば、順番が逆になりますが「お稲荷様が持薬を持ってきてくれて喜ぶ」と覚えると良いかも知れません。参議院は「西や(248)、医師は(148)、百(100)」はどうでしょう。こちらも順番は逆になりますが「百歳の医師は西や!」と覚えるとよいかしれません。
 どちらも無理がある覚え方ですし、内訳まで聞かれることはほぼ無いと思いますので、覚えるのは「衆議院465人、参議院248人」までで十分です。

おわりに


衆議院と参議院の違いについて、ご理解頂けたでしょうか。最初に述べましたが、日本で暮らすうえでは、「衆議院・参議院とは何か」という情報は一般常識の範疇と言えます。是非このページに書かれていることだけでも覚え、日々のニュースの理解度を深めて頂きたいと思います。
 政治を学ぼうとすると、難しい言葉がたくさん出てきて、嫌になってしまう人も多いですよね。でも、私たちは民主主義国家の国民です。民主主義国家では、私たち国民が、皆の代表となる「政治家」を選びます。つまり、有権者である私たちが政治の勉強をしないと、いい加減な人が政治家になってしまう可能性もあるわけです。それは結果として、私たちの生活を脅かします。
 あなたも有権者(あるいはこれから選挙権を持つ)一人として、是非一度、真剣に政治を勉強してみてください。政治には様々な面がありますので、きっとあなたも、面白いと感じる部分があるはずです。

この記事では衆議院・参議院の定数を語呂合わせで覚える方法をご紹介しました。学校の勉強においても、歴史年号などの数字を覚える際には語呂合わせが有効です。

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こちらの記事の監修者

浅井保(あさい たもつ)

  • ・北海道大学文学部卒
  • ・家庭教師のアルファ 講師部長

2008年に『家庭教師のアルファ』のプロ家庭教師として活動開始し、数多くの生徒への学習指導を経験。
現在、株式会社アルファコーポレーション講師部部長。