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第3位:スウェーデン
OECDのデータによると、教育水準が高い国・第3位はスウェーデンです。
スウェーデンは3つの評価項目(学歴・学習到達度・教育期間)のうち、学習到達度、教育期間が高い数値となっています。
スウェーデンの教育の特徴は次の3つです。
1:授業料が無償
スウェーデンでは基礎学校という義務教育期間の他、高校、大学までの授業が無償で受けられます。
2:進学時の入試がない
スウェーデンでは高校、大学ともに入学試験はなく、倍率が高い場合は基礎学校や高校での成績などによって合否が決まります。
休日が多い
スウェーデンの学校は
・夏休みが約2ヶ月半
・冬休みが3週間、
・秋休みが1週間
・イースター休みが4月上旬の1週間
・スポーツ休みが2月下旬の1週間
の、計5種類の長い休み期間があります。
第2位:オーストラリア
教育水準が高い国、第2位は、コアラやカンガルーなどが有名なオーストラリアです。
オーストラリアの教育の主な特徴は次の2つ
1:義務教育期間が長い
州によって多少異なりますが、オーストラリアの義務教育は原則として6歳から17歳までの11年間です。
世界の義務教育期間の平均は9年間と言われていますので、オーストラリアは平均よりも2年長い義務教育期間を設けていることになります。
2:ICT教育が充実している
オーストラリアでは情報技術を使った教育が盛んで、ゲームを通じて計算の練習ができるデジタル機器などが教室に置かれた学校も多くあります。
また、小学校でプログラミングの授業が行われ、タブレット端末を持つことが必須である学校もあり、義務教育のあいだにプログラミングの基礎から応用までを学ぶことができます。
第1位:フィンランド
教育水準が高い国、第1位はサンタクロースの出身地と言われるフィンランドです。
フィンランドの教育の特徴は次の3つ
1:大学院までの教育費が無償
フィンランドではなんとプレスクールから大学院までの教育費が全額無料であり、さらに教材費や給食費、文房具代等も支給されます。
またフィンランドでは、親の就労状況を問わず、0歳から保育園に通うことができます。
これはすべての子どもに保育施設を24時間確保することが自治体の義務とされているためです。
2:教員の質が高い
フィンランドで小学校以上の教員になる為には、大学院を修了することが必要となります。
また、フィンランドでは教師は大変人気のある職業で、大学の教育学部は競争率がとても高く、倍率が数十倍になることも。
筆記試験や面接、グループディスカッションなど、学力のみならず人間力や教師適正なども問われる大変厳しい審査が行われます。
3:個を尊重する
社会性を育てる日本の教育とは異なり、フィンランドでは一人ひとりの個性や違いを尊重し、伸ばす教育が行われています。
その例として、フィンランドでは学校の校則やルールも殆どなく、生徒の自主性を大切なものとして考えられています。
日本の順位は?
このOECDのランキングにおける日本の順位は14位となっています。
ただしこのランキングの1つの評価項目である
「15歳時点の読解力、数学力、科学力を示す学習到達度」
では、名だたる国を抑え世界2位となっています。