数学〜食塩水の解き方〜|中学生/数学

勉強方法

「数学食塩水の問題の解き方」は、その公式も含めよくわからないと感じている生徒さんはたくさんいると思います。「%」がでてくるだけで嫌になってしまいますよね。
実際、食塩水の問題やその公式は難しいと感じる方は非常に多いです。
しかしご安心ください。そんな方の手助けができるように、この記事では"できたを増やす"家庭教師のアルファが「数学 食塩水の問題」について、解き方のコツを紹介します。

目次

食塩水の問題を解くコツ→3つの公式


食塩水の問題を攻略したいと思っている生徒さん、食塩水の3つの公式を覚えて下さい。簡単に解けるようになります。
その公式をわかりやすく説明します。

「食塩水の重さ」を計算できる公式 1

食塩水には食塩と水しか入っていません。ですから公式1は、「食塩水の重さ」=「食塩の重さ」+「水の重さ」となります。
つまり、「食塩水の重さ」は「食塩」と「水」の重さの和になります。例えば次のような問題です。

[問題1]
水100gに食塩を混ぜて食塩水120gを作ります。何gの食塩を混ぜればいいですか?

この問題はとても簡単です。公式を思い出してみてください。
「食塩水の重さ」=「食塩の重さ」+「水の重さ」の公式に
「水の重さ」=100g「食塩水の重さ」=120gを代入すると
120=「食塩の重さ」+100 となりますから
「食塩の重さ」=120-100=20g
これが混ぜる食塩の重さとなるわけです。

食塩水の「濃度」を計算できる公式2

「濃度」を計算するためには、「食塩の重さ」を「食塩水の重さ」で割って求めます。そして「濃度」は百分率(%)で表しますから、100をかけることになります。
つまり公式2は、「濃度(%)」=「食塩の重さ」÷「食塩水の重さ」×100 となるわけです。
例えば次のような問題です。

[問題2]
食塩30gと水170gを混ぜたとき、この食塩水の濃度は何%になりますか?
公式2を使うために食塩30gと水170gから公式1より「食塩水の重さ」を計算します。
「食塩水の重さ」=30+170=200g となります。
次に公式2を使って
「濃度」=30÷200×100=15(%) となります。

「食塩の重さ」を求める公式3

文章問題でよく出題されるのがこの公式を使うタイプです。
「食塩の重さ」を計算するためには、「食塩水の重さ」に「濃度」をかけて100で割って求めます。
つまり公式3は、「食塩の重さ」=「食塩水の重さ」×「濃度」÷100 となります。
例えば次のような問題です。
[問題3]
濃度5%の食塩水300gには何gの食塩が入っていますか?
公式3を使って「食塩の重さ」=300×5÷100=15g
となります。

公式の意味もきちんと理解して

食塩水の問題は3つの公式を使って解きましょう。とにかく3つの公式を覚えておけば大丈夫です。
できれば、各公式の意味をしっかり理解しておくことをおすすめします。
公式の暗記だけで問題を解くことはできますが、しっかり理解しておくことで難しい問題にも対応できるようになります。

まとめ

如何でしたか?食塩水の問題の解き方やその公式について、ご理解いただけたでしょうか。

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こちらの記事の監修者

浅井保(あさい たもつ)

  • ・北海道大学文学部卒
  • ・家庭教師のアルファ 講師部長

2008年に『家庭教師のアルファ』のプロ家庭教師として活動開始し、数多くの生徒への学習指導を経験。
現在、株式会社アルファコーポレーション講師部部長。