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可能動詞
すべての日本語には10個の種類に分類できます。この10個をまとめて『品詞』と言います。今日は「動詞」の話題です。動詞には動作や状態を表す言葉で「走る」「書く」「飲む」「思う」など言い切りの形(辞書に出ている形)が「る」「く」「む」「う」など
長く伸ばすと「ウ音」で終わります。動画は下につける言葉によって形が変化します。
例えば、「走らない」「走ります」「走れば」などで、この形が変化することを「活用」と言います。
さて、この動詞に可能(~することができる)の意味を加えると、
「ぼくは100mを9秒で走れるぜ!(2020年期待しています)」となります。この「走れる」は正しい言葉です。「走る」に「ない」をつけてみましょう。「走らない」となりますね。「ない」のすぐ左のひらがな「ら」は長く伸ばすと「ア音」です。
動詞にも「五段活用動詞」と呼びます。他にも「話す」→「話せる」「行く」→「行ける」「飛ぶ」→「飛べる」などなど。この五段活用動詞に可能の意味を加えた動詞を「可能動詞」と言います。ところが・・・
ラ抜き言葉
同じように「見る」「食べる」に「ない」をつけると、「みない」「たべない」となります。「み」は「イ音」「べ」は「エ音」ですね。
「イ音」になる動詞を「上一段活用動詞」、「エ音」を「下一段動詞」と言います。
この2種類の動詞は上記の可能動詞を作ることが出来ません。ではどうすれば可能の意味になるの?現在の文法では「られる」という言葉をつけるとされています。つまり、「このキノコは毒キノコじゃないから食べられるよ」が正しいのです。みなさんは普段どう言っていますか?おそらく、ほとんどの人が「見れる」「食べれる」ではないですか?
「食べられる」は〇、「食べれる」は×。「ラ抜き」の意味がわかりましたね!
他にも特殊な活用をする「する」「来る」がありますが、長くなるので説明は省きます。
ラ抜き言葉は使っちゃいけないの?
みなさんが日常生活で友達や家族と会話する分には全く問題ありません。しかし、みなさんが社会人となって会社の上司とお話しするときや、プレゼンテーションをするときには、きちんとした正しい日本語を使うべきです。
正しい言葉遣いには、その人の使用を表すものと言ってもよいでしょう。
さらに、大切なのは文章を「書く」場合です。最も重要なケースは、入試です。
中学、高校、大学の入試では作文(小論文)が課されることが多く、文章を正しく書くことは採点ポイントとなります。
例えば、公立高校の入試では多くの都道府県で200~400字程度の「条件作文」が出題されます。ここで「ラ抜き言葉」を書くと間違いなく減点されるでしょう。
「正しくしゃべる」「正しく書く」ということはみなさんが大人になり社会で生活していく上でとても大切な要素です。言葉の勉強は、決して学校だけで行うものではありません。普段の生活で“ちょっと気にしてみる”ことがとても役に立ちます。
この文章を読んでくれたみなさん、少しでも「日本語って結構奥深いなぁ」と思ってくれたらとてもうれしいです。
おわりに
こちらの記事を読まれたお子さまへ
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こちらの記事をお読みいただいた保護者さまへ
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中学生は授業のペースがどんどん早くなっていき、単元がより連鎖してつながってきます。
そのため、一つの単元につまづいてしまうと、そこから連鎖的に苦手意識が広がってしまうケースが多いのです。
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こちらの記事の監修者
浅井保(あさい たもつ)
- ・北海道大学文学部卒
- ・家庭教師のアルファ 講師部長
2008年に『家庭教師のアルファ』のプロ家庭教師として活動開始し、数多くの生徒への学習指導を経験。
現在、株式会社アルファコーポレーション講師部部長。