プロ家庭教師が解説!「くり返し」の勉強法とは?

家庭教師について

「なかなか成績が上がらない」
「全然覚えられない」
「どうやって勉強したらいいの?」
そのようなことでお困りの方は多いのではないでしょうか?
この記事では、”できたを増やす”家庭教師のアルファのプロ家庭教師が、「くり返し」の勉強法について解説しています。
今、勉強のことでお悩みの方は、ぜひ最後までお読みください。

目次

私は長年、中学生に勉強を教えていますが、「くり返し」の勉強が一番大切だと考えています。
くり返し勉強すると言っても、難しいレベルや困難な目標設定をしてしまうと続けることはできません。まずは自分に合ったことから始めることが大切です。

漢字を覚えるときの“繰り返し”


例えば、漢字を20個覚える時は、自分の書ける漢字や覚えやすい漢字を見つけることから始めましょう。
そして、それらの漢字を正確に書けるように練習します。この段階は一番簡単に進めることができると思います。

次に2個くらいでも良いので新しい漢字を追加して練習します。
ここでいったんテストをしてみて下さい。書ける漢字が増えていませんか。

あとは自分のペースで良いので練習する漢字を追加していきましょう。順番通りに覚えるのではなく、次にどの漢字を覚えるか選んで練習しましょう。
このように一番進みやすい部分から取り組んでいき、徐々に書ける漢字を増やしていくことが大切です。

数学の勉強での“繰り返し”


それでは、数学の勉強において、どのような場面でくり返しの練習をすれば良いのかを見ていきましょう。
数学では、当然ですがまず、計算できることが全ての基本になります。
初めて勉強する計算問題は、習ったやり方に従ってまねをしていけば解けるでしょう。
もしそれができない時は、もう一度やり方を確認するか、戻り学習をする必要があります。

無事に最初の基礎問題が解けた時、大抵の場合、次に別の似たような問題が待っているはずです。
最初の問題とはどこか違っているので間違えたとしても大丈夫です。
ただ、どこが最初の問題と違うのか、その場合どうしたら良いのかを学ばなければなりません。

それを理解した後はくり返し練習をしておきましょう。どう問題が変化したのか、どう対応したら良いのかを学習する必要があるからです。
くり返し練習してその特徴を自分の感覚にすり込みます。

問題の特徴を意識してくり返す

悪い例としては、対応の方法を知っただけでわかった気になり、問題を実際に解いて練習することをしないということです。
または、その問題の特徴ややり方のポイントを意識しないまま練習してしまうことです。しっかりと頭を働かせて練習しましょう。

例えば方程式の問題も、解き方の順番を守ることを意識したり、注意するべきポイントをしっかり押さえることで、計算問題の練習と同じような方向性で身につけられると思います。

関数の問題は、計算と方程式よりも覚えることがたくさんありますので、一つ一つの特徴をとらえクリアにしていきましょう。

図形問題は、特徴をとらえることが難しいですが、できる問題をくり返し練習して確実に解けるようにしましょう。

特にくり返しておくべき問題とは?


では、特にくり返し直していかなければならない問題について見ていきましょう。理解力があるのにたくさんの問題を間違える生徒さんが意外に多くいます。
その原因は
・紙に書いている字が小さい
・省略して計算している
・問題をよく読んでいない
などにあります。

もっと具体的な例を挙げてみましょう。
・分数の計算で、約分をきちんとしているにも関わらず自分の字を見落とし、答えが違っている
・円の面積を求める問題で、直径を半径と思い込み計算したり、省略したまま計算を進めて答えにπをつけ忘れる
などは、特によく見られる間違いです。

これらのケースを修正することは、問題を解く練習をすることよりも難しいかもしれません。
何度も言いますが、これは自分で本当に自覚して直そうとする意識がなければ改善はしません。
私は普段、プロ家庭教師としてお子さんの指導に当たる時、これを自覚してくれるまで根気よく説明します。
これまで数多くの指導経験から、これを意識しさえすれば、点数が何点も上がることを知っているからです。

数学以外の教科でも、くり返しの勉強が大切であることに変わりはありません。1回で終わらせるのでなく、何回もくり返し練習をしてできるようになることが多くあります。
自分が「確実にできる!」と自信の持てる問題を増やしていくと、自然とその教科自体への自信に繋がります。
そして自信を持つと、次の課題にも取り組みやすくもなります。そして本当に良い結果が出る可能性を引き出していきましょう。

おわりに

いかがでしたか?
こちらの記事が、勉強でお困りの方にとって、僅かでも改善のきっかけとなりましたら幸いです。

さて、私たち家庭教師のアルファは、「教育を通じて社会のできたを増やす」をミッションとして掲げ、これまで15年以上、35,000人を超えるお子さまの学習をサポートしてまいりました。
今、教育のことでお困りであれば、まずはアルファにご相談ください。
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こちらの記事の監修者

 浅井保(あさい たもつ)
・北海道大学文学部卒
・家庭教師のアルファ 講師部長
 2008年に『家庭教師のアルファ』のプロ家庭教師として活動開始し、数多くの生徒への学習指導を経験。
 現在、株式会社アルファコーポレーション講師部部長。