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この世界に木は、3兆本ある!
アメリカのイェール大学では、衛星画像をスーパーコンピューター等で解析する独自の研究方法により、この世界に何本の木があるかを割り出しました。
その研究によれば、森林は地球の総面積の30%を占め、世界の木の本数は約3兆400億本と推定されています。
これは私たちの地球がある、天の川銀河の星の数よりも多い数です。※天の川銀河の星の数は約2,000億個
現在、世界の人口は約80億人ですので、この地球には人間一人当たり、およそ375本の木があるというわけですね。
「そんなに多いの!?」と驚いた方も多いのではないでしょうか。
国別・木の本数ランキング
それではここから、木の数が多い順に、国別のランキング(TOP5)を見て行きましょう。
木の数が最も多いのはどの国か、ぜひ予想しながらご覧ください!
■第1位:ロシア(約6,420億本)
世界で最も木の数が多いのは、6,420億本の木があるロシアです。
ロシアは世界でもっとも面積が広い国ですので、木の数も自然と多くなるわけですね。
ただ面積が広いだけでなく、ロシアはその国土の49%(8.1億ha)が森林であり、世界の国と比べても森林率は比較的高い方です。
■2位:カナダ(約3,180億本)
国土面積が世界2位であるカナダは、木の数も約3,180億本と世界で2番目に多い国です。
確かにカナダは自然豊かなイメージのある国ですよね。
カナダの森林面積は3.47億haであり、国土の35%が森林です。
■3位:ブラジル(約3,020億本)
ブラジルは世界で5番目に広い国ですが、木の数は3,020億本と世界で3番目です。
ブラジルの森林率は59%とかなり高く、広大な熱帯林が広がっているのが特徴です。
■4位:アメリカ(約2,280億本)
4位は2,280億本のアメリカです。国土面積は世界で第3位の国となります。
アメリカの森林面積は約3.3億haで、国土に対する森林率は33%となっています。
■5位:中国(約1,400億本)
5位は1,400億本の木がある中国です。中国の国土面積は世界で第4位です。
中国の森林面積は約1.7億haで、その森林率は23%と、他のTOP5の国と比べると低い数字となっています。
日本に木は何本ある?
国土の67%が森林である日本には、国立環境研究所の調査によって、およそ210億本の木があるとされています。
木の数だけで比較すると、上位の国には到底及びませんが、森林率はTOP5のどの国よりも高い数値です。
それだけ日本は自然豊かな国であるということですね。
毎年150億本の木が伐採されている
これだけ多くの木があるこの地球ですが、人間の文明の始まりの時代と比べると、世界の木の数はすでに46%も減少しているそうです。
さらに今でも毎日4200万本、年間150億本の木が伐採されています。
これを受け、世界では様々な環境保護活動が行われています。
樹木は私たち人間を始め、多くの生物にとってなくてはならないものです。
私たち個人のレベルでも、リサイクルなど、資源を大切にする意識をしっかりと持ちたいですね。