【2023年度】愛知県の公立高校入試制度の変更点について

勉強コラム

愛知県の公立高校では、令和5(2023)年4月に入学する人が受検する入試から、新しい制度に変更となります。
こちらの記事では、その変更点について分かりやすく解説します。

【この記事を読んで分かること】
・2023年度の愛知県公立高校入試における変更点のポイント
 →学力検査はどう変わるのか
 →面接試験はどうなるのか
 →特色選抜の導入について
・推薦選抜の詳細
・一般選抜の詳細
・特色選抜の詳細
・その他特別な選抜試験についての詳細

目次

変更点のポイント

「一般選抜で出願できるのは2校まで」というシステムは今までどおりですが、学力検査は2回から1回へと変更となります。
また、時期の変更もあります。
推薦選抜などの時期がこれまでよりも1ヶ月ほど早まり、2月上旬となります。
一般選抜の合格者発表もこれまでより10日ほど早まり、3月上旬に行なわれます。
さらに、特色選抜という、高校や学科の特色を生かした選抜が新しく導入されるなど、現在の入試制度から大きく変わる点が複数あります。

◆学力検査
これまでは一般選抜の学力検査において、Aグループ・Bグループの2校に出願する場合は学力検査が2回行われていましたが、 2023年度からは1回に変更となります。
※出願ができるのは、これまでどおり2校です。

◆面接
一般選抜の面接において、これまでは志願者全員に実施されてきましたが、2023年度からは高校ごとに面接の実施の有無が決められます。
※高校ごとの面接の有無は、2022年4月に公表されています。

◆特色選抜
これまで実施されていなかった特色選抜が一部の高校で新しく実施されます。
これは、それぞれの高校や学科の特色を生かした内容となります。
※特色選抜を実施する学校・検査の内容・定員枠等は、2022年4月に公表されています。

◆推薦選抜
これまでは学力検査が実施されてきましたが、2023年度からは学力検査は実施されません。
また、実施時期も変更となります。これまでは一般選抜と同じ日程で実施されていましたが、2023年度からは一般選抜よりも早い日程(2月上旬)に実施されます。
※外国人生徒等の選抜試験も、同じ時期に実施されます。

推薦選抜の詳細

中学校から提出される推薦書と調査書、および面接の結果等により、総合的な判定のもと、合格者を決定する選抜方法です。
推薦選抜は、全ての高校・学科で実施されます。
なお、この選抜では学力検査を行われません。

★定員の枠は?
・普通科では、募集人員の10%~15%%程度の定員となります。
ただし、全日制単位制高校(幸田高校と守山高校)は30%程度から45%程度となります。
・専門学科や総合学科では、募集人員の30%~45%程度の定員となります。

★入学検査は何をやる?
推薦選抜における入学検査は、基本的に面接です。
一部の学科(音楽科、スポーツ科学科、美術科、デザイン科(名古屋市立工芸高校のみ))においては、実技検査が実施されます。

一般選抜の詳細

Aグループ、Bグループの2つに高校が分かれており、それぞれの高校から1校ずつ、計2校まで志願することが可能です。
学力検査の成績や調査書などの資料により、校内順位が総合的に決められ、それをもとに合格者が決定されます。
一般選抜は全ての高校・学科で実施されます。

★2校に出願した場合は、1回の学力検査の成績を両方で用いる。
学力検査は第1志望校で受検することになります。
もし2校に出願した場合、第1志望校で受けた学力検査の成績を第2志望校でも用いて校内の順位が決定します。

★解答用紙はマークシートを使用
全ての学校で採点基準を同一のものにするため、解答用紙はマークシートに変更となります。
2022年6月には、使用するマークシートの形式が発表されました。

★面接を実施するかは各高校が判断
2022年度までは、一般入試の志願者全員に面接が実施されていましたが、2023年度からは各高校が実施の有無を判断します。
2校に出願し、その両校がどちらも面接を実施する高校であった場合は、それぞれの高校の面接を受ける必要があります。
「どの高校が面接を実施するか」については、愛知県教育委員会から発表されています。

★校内順位の決定方式は5つある
2022年度まで、校内順位の決定方式は
1.内申点と当日点を同等に評価
2.内申点が1.5倍される
3.当日点が1.5倍される
の3つだけでしたが、2023年度からはこれに
4.内申点が2倍される
5.当日点が2倍される
の2つが加わり、計5通りの方式となります。
どの方式によって順位を決定するかは高校により異なります。そのため、自分の受験する高校の決定方式を確認するようにしましょう。

★実技検査が実施される学科は?
実技検査は、スポーツ科学科、美術科、音楽科、デザイン科(名古屋市立工芸 高校のみ)で実施される予定です。

特色選抜の詳細

愛知県では、2023年度から新しく「特色選抜」が実施されます。
これは、それぞれの高校や学科の特色を生かした新しい選抜です。
その高校・ 学科で学ぶための意欲や、自身の将来の目標、さらに学科/コースに関係する分野における実績や能力等が重視されます。
ただし全ての高校で行われるわけではなく、一部の高校・学科で実施されます。

★高校・学科ごとの出願資格は?
以下、愛知県の公式PDFからの引用です。

・農業、工業、商業、水産、家庭、看護および福祉に関する学科
その高校・学科の特色ある教育内容に関連する明確な進路目標と強い学習意欲を有する者
・外国語、国際教養、理数、体育に関する学科、総合学科およびコースを設置する普通科・特色ある教育課程を有する普通科
自然科学、人文・社会科学、スポーツなど特定の分野で優れた能力と顕著な実績を有する者 ※「特定の分野」にはコースに関連する分野を含みます。
・地域に根差し、地域貢献を特色とする高等学校
その高校で学習する強い意欲と、地域社会に貢献する意志を有する者
※ 音楽科と美術科では、特色選抜を実施しません。

★入学検査の方法は?
特色選抜では、面接が全ての高校で実施されます。
またこれに加え、基礎学力検査、作文、プレゼンテーション、実技検査*1のいずれかが実施されます。
この4つのうち、どれを実施するかはそれぞれの高校によって異なります。
そのため、特色選抜を受ける方は、志望校でどの形式が実施されるのか確認するようにしましょう。
*1.実技検査は「英語による問答」「鉛筆による正確な描写」「紙を使った立体の構成」「スポーツの種目別実技」のいずれかを、各高校が選択します。

★定員の枠は?
特色選抜における定員の枠は、それぞれの高校・学科の募集人員の20%程度までを上限に、各高校が具体的に「何人程度まで」と人数を設定します。
なお、推薦選抜の定員枠とは別の設定となります。

★提出する書類は?
入学願書のほか、調査書および志望理由書が必要になります。
なお、志望理由書は志願者本人が記入する必要があります。

★実施校はどこの高校?
特色選抜を実施する高校・学科、および入学検査の内容や定員枠などは、こちらのPDFをご確認ください。

★他の選抜との併願は可能?
特色選抜と以下の選抜との併願はできません。
・推薦選抜
・外国人生徒等選抜
・全日制 単位制選抜
・連携型選抜

その他の特別な選抜の詳細

★連携型選抜
連携型選抜は、福江高校、 新城有教館高校作手校舎、田口高校などの連携型中高一貫教育校において実施される選抜です。
対象となるのは連携中学校に在籍する生徒となります。
なお、連携型選抜は推薦選抜等との併願はできません。

★全日制単位制選抜
幸田高校と守山高校の全日制単位制高校において実施される選抜です。
推薦選抜と同じ日に実施されます。
中学校の第2学年、第3学年のいずれかの学年、または両方のそれぞれの学年における欠席日数が年間30日程度以上の生徒が対象となります。
なお、全日制単位制選抜は推薦選抜等との併願はできません。

★海外帰国生徒選抜
対象となる高校・学科は以下になります。
昭和高校(普通科)、中村高校(普通科)、豊田西高校(普通科)、岡崎西(普通科)、豊橋東高校(普通科)、名東高校(国際英語科)、千種高校(国際教養科)、刈谷北高校(国際教養科)
海外帰国生徒選抜は、一般選抜と同じ日に実施されます。
原則として、「2年以上継続して海外に保護者とともに在住していたこと」「帰国後2年以内であること」などが条件となります。

★外国人生徒等選抜
対象となる高校・学科は以下になります。
名古屋南工区(普通科)、小牧高校(普通科)、東浦高校(普通科)、衣台高校(普通科)、安城南高校(普通科)、豊田工科高校(工業科)、豊川工科高校(工業科)、中川商業高校(商業科)、岩倉総合高校(総合学科)、知立高校(総合学科)、豊橋西高校(総合学科)
外国人生徒等選抜は、推薦選抜と同じ日に実施されます。
「本人又は保護者が外国籍であること」や、「入国後の在日期間が6年以内であること」などが条件となります。
なお、推薦選抜等との併願はできません。

愛知県の高校入試対策なら、家庭教師のアルファ

愛知県の高校入試対策は、家庭教師のアルファにお任せください!
経験豊富なプロ家庭教師が、お子さまの学習状況や志望校に合わせた完全オーダーメイドの個別対策を行います!
無料体験も行っております!まずはお気軽にお問い合わせください!