英語における敬語③

勉強方法

敬語は、日本語では尊敬語、謙譲語、丁寧語の3種類に区別されます。
家族や友達同士で通常話す言葉に対して、相手に敬意を表した話し方をするのが敬語です。
具体的には、相手の動作に対して敬う言い方が尊敬語、自分の動作をへりくだって言うことを謙譲語、語尾を「です・ます」調にするのが丁寧語です。
例)
来る→いらっしゃる(尊敬語)
行く→参る、伺う(謙譲語)
行く→行きます(丁寧語)

このように、動詞自体を違う単語に替えたり、活用を変えたりして敬語を使います。
では、英語だとどうなるのでしょうか。

英語における敬語ってあるの?


英語には動詞に3人称や過去形、分詞形等の変化がありますが、敬語に関しての変化はありません。
言い方として、

例)
Will you~?やCan you~?(してくれますか?)とお願いするときに、
Would you~?やCould you~?(would、couldはいずれも過去形)の形にすることでより丁寧な言い方になります。

英語に、日本語の「いらっしゃる」のような敬語にあたる単語はありません。
言い方を工夫することで、相手に敬意を表すようにしています。

よくある「please」という単語を使うと丁寧な言い方にはなりますが、それだけでは不十分です。
いろいろな言い方と組み合わせて使うことが大切になります。

英語での敬意の表し方

英語では言葉の言い回しによって敬意を表します。
これは、日本語でも使われている方法です。

日本語例:書類のチェックを頼むとき
「この書類、チェックしていただけますか」
→「よろしければ、この書類をチェックしていただけますか」

と、いうように一言添えて言うことで敬意を表します。
日本語の「お手数掛けますが」や、「お時間あるときに」など、一言加えて相手を敬い、円滑なコミュニケーションを図っています。

結果的に、単語が多く、文自体が長くなるのですが、その方が丁寧になるという側面もあります。

英語での丁寧な単語

英語には単語としての敬語はありませんが、似たような意味の単語を使い分けることで、丁寧な表現となることがあります。

例)
help、assist
どちらも「助ける」というおなじみの単語ですが、assistを使う方が丁寧な表現となります。

「I think (that)~」「It seems to me that~」 
「私は~と思う」「私には~のように思われる」
どちらがより丁寧かお分かり頂けると思います。

考える、推測する、尋ねる、質問する、言う、述べる、する、取り組むなど細かな単語の意味の違いがあります。そのシチュエーションによって単語を使い分けることで相手に敬意を払うことが出来ます。

日常的な敬語は?


では日常的にそのような言い回しをしているのか、という点では使われていないようです。
英語圏で敬語を意識的に使うことは、日本以上に相手との壁を感じさせてしまうようです。
普段の日常会話では、意識せずに使いやすい単語を使い、あまり長い文にしない方がよいです。敬意を払う言い方を使うのは、仕事の取引先に対して、初対面あるいはまだ日が浅いなどのお互いをまだ理解していないときや、よっぽどの高齢の方に対してになります。
買い物やレストランなどで使うこともありません。
むしろ使わない方が自然で、よいコミュニケーションが取れることになります

まとめ

言語や文化の違いで、普通だと思うことが失礼にあたったり、その逆な事もあります。
郷に入っては郷に従え、という言葉がありますが(英語表現だとこれも色々な言い方があります)、その違いを楽しんで、また知らずに恥をかいたりすることのないようにしたいですね。敬語表現もその一つとして知っておく事をお勧めします。

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こちらの記事の監修者

 浅井保(あさい たもつ)
・北海道大学文学部卒
・家庭教師のアルファ 講師部長
・山手中央高等学院 学院長

 
2008年に『家庭教師のアルファ』のプロ家庭教師として活動開始。
現在、株式会社アルファコーポレーション講師部部長、および同社の運営する通信制サポート校・山手中央高等学院の学院長を兼務しながら講師として指導にも従事。