尊敬語・謙譲語・丁寧語について|全学年/国語

勉強方法

敬語は、日本語では尊敬語、謙譲語、丁寧語の3種類に区別されます。
家族や友達同士で通常話す言葉に対して、相手に敬意を表した話し方をするのが敬語です。
敬語を使うことで、様々なメリットを生むことが出来ます。

目次

敬語のメリット

敬語を使うことによるメリットは、
①相手に敬意を表すこと
特に目上の人や、仕事相手、あまり親しくなっていない人に対し、敬語を使うことで相手にいい印象を与える(不快にさせない)事が出来ます。
コミュニケーションの点で敬語は重要です。

②その場が重要であることを示す
敬語を使うと、その場が改まった状況になり、場を引き締めることになります。
今まで敬語を使わないで話していた相手に「お話があります」などと急に丁寧語を使われると一気に緊張感が出ますよね。

③相手に一定の距離を置きたいとき
一般的に「壁が出来る」というのでしょうか。仕事の面ではそれが大切であったりもします。②もそうですが、気を抜けないような効果があるのではないでしょうか。
逆にいえば、話し言葉で会話できるような相手にはある程度距離が近く、気をつかわなくてもよい関係ということになります。

尊敬語・謙譲語・丁寧語の違い

丁寧語は分かるけど、尊敬語と謙譲語の区別がよくわからない、という声をよく聞きます。
丁寧語は語尾を「です・ます」の口調にすることです。
尊敬語は、「相手を敬う言い方」、謙譲語は「自分をへりくだる言い方」というように言われたりしますが、はっきりわかりづらいですよね。
尊敬語と謙譲語の分け方は、「誰の行為か」によって分けられます。
相手がする行為は尊敬語、自分がする行為は謙譲語になります。

例)
明日の10時にいらっしゃいます。(相手が来る:尊敬語)
明日の10時にお伺いいたします。(自分が行く:謙譲語)
お召し上がりください(尊敬語)
いただきます(謙譲語)

このように、相手がする行為に対して使うときは尊敬語、自分がする行為に対して使う場合は謙譲語、というように分けることができます。

尊敬語、謙譲語、どっちをつかうほうがいいの?

尊敬語は相手を上に、謙譲語は自分を下にする言い方ですが、どちらの方がより強い意味あいになるのでしょうか。
答えはどちらも一緒です。同等ですので、どちらでもいいことになります。自分が使いやすい言葉を選べばいいです。但し、敬語の誤用についてはお気を付け下さい。

よくありがちな敬語のよくない使い方

言葉は時の流れによって変化しています。
間違った使い方でも、時がたつと一般的に使われている言い方になり、
そちらの方が違和感がない状況になったりもします。
ですから、一概に「誤った使い方」だったとしても間違いではない、となることもあります。
例えば、「お疲れ様です」は、目上の人には使わず、「ご苦労様です」が正しい表現でしたが、今では当たり前のように挨拶として「お疲れ様です」を使用します。逆に「ご苦労様です」のほうが若干の違和感があるのではないでしょうか。

こちらはどうでしょう。
例)
上司「この書類に目を通しておいて。」
部下「了解しました。拝見させて頂きます。」

この場合、「了解しました」は目上の人に使う言葉ではなく、「承知いたしました」が正しい表現となります。また、「拝見・させて・いただく」はくどい表現であり、「拝見いたします」が無難な表現です。
とはいえ、相手に違和感を与えず、円滑な人間関係が構築できるのであれば、「間違った表現」とは言い切れません。言葉は変化致しますので、文法上間違っていても、本来の目的が達成できていればよい、という考え方もあります。どちらにせよ、敬語を恐れず使っていくほうがよいでしょう。

まとめ

如何でしたか?敬語は社会人にとっては必須です。言葉遣いだけで印象が大きく変わってきます。
適切に敬語を使うことで、良い関係を築いていけるようにしましょう。

正しい言葉を使いこなすには、国語力が必要になります。国語力は、「人と話す」「本を読む」「文章を書く」といった事によって、幼少期からだんだんと身に付いていきます。
ただ、国語の授業などで一度苦手意識がついてしまうと、子どもの頃から活字離れが進んでしまい、日常生活において国語力を鍛えるシーンが失われてしまいます。
重要なのは、「国語を好きになること」なのです。

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こちらの記事の監修者

 浅井保(あさい たもつ)
・北海道大学文学部卒
・家庭教師のアルファ 講師部長
・山手中央高等学院 学院長

 
2008年に『家庭教師のアルファ』のプロ家庭教師として活動開始。
現在、株式会社アルファコーポレーション講師部部長、および同社の運営する通信制サポート校・山手中央高等学院の学院長を兼務しながら講師として指導にも従事。