センター試験(大学共通入試)の英語対策!|高校生/英語

勉強方法

中学生高校生の皆さん、こんにちは。
大学入試の勉強はいつから始めたら良いのか分かりますか?
そう思い始めた時から勉強は始めると良いです。早すぎるなんて事は決してありません。高校一年生から始めても良いくらいです。
もし読んでいるあなたが中高一貫校なら高校入試は必要ないので、大学入試の準備を始めたって良いのです。
でもそんなに先の勉強の計画が立たない、なにを勉強したらよいか分からない。そんな疑問を今回は話していきます。

まず、大前提として文法をテストでは教えてくれません。熟語も太字で見やすくしてくれません。
そのためにもつねに文法と熟語を意識しながら英文を読む注意力を伸ばすことがとても大切です。
この訓練として一番効果的な勉強法は、長文の全訳です。単語ひとつひとつ、文法、熟語、そして文の構造、文それぞれに使われている技法を発見できなければ正しい日本語に訳することは出来ないのです。
英語の実力向上を目指す人は、是非行ってみてください。

中学生から始める場合


今あなたが勉強している、そしてしてきた勉強は大学入試に全て使います。
中学校で学んだ文法、単語がそのまま高校の文法単語の下地となります。

単語

名詞、代名詞、疑問詞、助動詞、形容詞、動詞、不規則動詞変化、などなど中学生英語は高校英語にも大学入試にも重要な、基礎となる種類の単語に溢れています。

文法

英語文法は日本語と違い、基本的な単語並び順のルールがあります。
パズルのように単語の並び順を意識して覚えていくことが重要です。
例えば未来形は
主語+will+動詞の原型+目的語+前置詞以下.
I will study English from now.
主語=I
will
動詞=study
目的語=English
前置詞以下=from now
とパズルのように組み立てる事を意識します。

高校生になってからの英語は2つ以上の文法が一つの文に入っていることが当たり前になります。
文法の並び順は変わりませんが、単語と単語が離れすぎて文法として意識しずらくなります。今からしっかりとした文法の並び順を覚えると高校英語の助けになります。

 

高校一・二年生から始める場合


入試で必要な知識固めから始めましょう。具体的には文法、単語、リスニング、長文読解の4つです。
これから始まるのは今までのセンター入試から大学共通入試へと2021年の1月実施から変更になります。

文法

  
いままではこの文法だから、ここの空欄はこれだろう。という選び方でした。
しかし大学共通入試からは違ってきます。これは2017,2018年に実施したプレテストを見てもらうと分かります。
そうです。長文読解の問題しかありません。
本番は長文読解の技量がとても重要になってきます。そのためには、英文を読みながら文法を引き出す能力が問われわす。
英文を読んでいく中で大切な文法というのは、実は中学生でほぼ済んでいます。過去形、未来系、受動態、現在完了など、動詞に関係する文法。そして高校生から学ぶ関係代名詞、分詞など名詞に関係する文法がとても重要です。
一文が長くなりがちなので、どこから主語でどこからその文の動詞なのか、見分けるための知識が必要です。

単語

長文読解をしていく上で絶対に詰まる事があります。その多くは見たことのない、読めない単語たちが読む集中力を崩してきます。
特に重要な動詞、形容詞、副詞は優先的に覚えましょう。

リスニング

  
リスニングは英語を母国語とする人が話します。つまり、英語の発音と単語がきちんとリンクしていないといけません。単語を覚えるときには、発音を確認しながら覚えましょう。
英検などリスニングテストのある試験、英会話ラジオテレビ動画などを利用して喋るスピードに耳慣れる事も大切です。

長文読解

  
長文読解の一番確実な上達方法は英語を日本語に訳す事です。特に一つの長文を全て日本語訳する、全訳が良いです。
使用されている単語、文法を自分の知識から引き出して当てはめていくという、とても地道で地味な作業なので、大抵の人は避けます。しかしこれが出来る出来ないでは入試本番は大きな差となります。新しい形式の大学共通入試は内容を聞かれる読解力が求められるからです。
ではどの長文から始めたら良いのか。
最初は教科書から始めると良いです。教科書は使用する文法の傾向が単元ごとにある程度まとまっている為、訳すときに使用されている文法を見つけやすいのです。

高校三年生の春から始める場合

4月から始める時、それは入試までおよそ6ヶ月あります。
一つの目安として、夏までに中学生範囲の復習、夏休み中に高校生範囲の復習と行うと良いです。

文法

 
復習優先度の高い、重要な文法は
中学生
過去形、未来系、受動態、現在完了など、動詞に関係する文法。
高校生
関係代名詞、分詞など名詞に関係する文法。
以上の中から苦手な単元から順番に復習しましょう。

単語

名詞、一般動詞、不規則変化動詞、形容詞、形容動詞、そして副詞です。
今は出る順英単語という便利な単語帳があるので、それを難易度1段階ずつ丁寧に覚えます。
特にレベルの高い大学を目指す場合、副詞がとても重要になります。
たとえば、
fortunately(幸運にも)とunfortunately(不幸にも)があります。だいたいは文頭において話を順接にするか逆説にするかの接続詞的な使い方をします。
このように副詞一つで話の転換を行う事が英語は多々あります。

リスニング

 
まずリスニングの配点がどうなるのか確定されていないので、学習優先度は下がります。
その上でリスニングを学習するには、英検または対話文のCDついているものを活用しましょう。
リスニングで一番むずかしい問題は、対話文です。対話文には、長文などには使われない、独特な言い回しが数多くあります。まずその表現方法を覚えていくこと、聞いてすぐ判断できる慣れが必要です。

高校三年の夏から始める場合

7月から始める時、それは入試までおよそ6ヶ月あります。
夏休みが終わるまでに中学文法、高校文法を復習する必要があります。そのため中学文法からの復習はかなりの努力と勉強時間が必要です。必要な復習は以下の項目を参考にしてくだい。
春から始める高校生三年生

学校の夏休みの宿題は早々に終わらせましょう。遅くとも8月2周目までには終わらせないと、復習が9月までに間に合わない場合が多いです。
そして9月からは復習が終了次第、志望校が決まっていれば過去問、決まっていなければ大学共通入試予想問題、または英語検定準2級、2級を行いましょう。
まずは時間をはからずに問題を全回答から6割正解取れることを目指しましょう。6割正解を連続で3回以上とれたら、時間をはかって解いてみましょう。
はじめは2,3割程正答率は落ち込みます。そこから6割に戻す、それができたら7割正解を目指します。

長文読解

 
教科書の日本語訳から始めてみましょう。
すでに英検準2級を勉強している、または合格しているならば英検の長文を全訳しましょう。

高校三年の秋から始める場合

秋から大学入試対策を始めるみなさん。
本当に時間がないことをまず心にしてください。およそ3,4ヶ月しかありません。そのため、文法英単語の復習は最小限に留めてすぐにでも過去問、予想問題に移りたいです。
勉強期間の目安として、入試問題対策を2ヶ月はほしいです。
1日1教科を解く、採点、間違い直しを行うと1週間で1、2年分解くことが出来ます。1冊の過去問、予想問題集は3-7年分で、1冊2回は最低解きます。
3年分の本としても、2回ずつ解くと6年分になります。1年1週間で解いても1ヶ月半はかかります。
5年分の本では、2回ずつ解くと10年分、つまり2ヶ月半かかります。
過去問、予想問題集を解くだけでこれだけの時間が消費されるわけですから、そこから逆算してあとどれだけの時間が復習にあてられるか逆算しなければなりません。
復習の内容も、本当に苦手な所だけ選んで復習する程度の時間しか残されていません。
学校の定期テスト、塾の実力テスト、模試、それぞれの解答用紙をみてみると共通して間違えている箇所が見えてきます。そこがあなたの苦手な所といえます。
苦手な所が何個あるのか、復習に何日かけられるのか。そこから逆算して1つに何日かけられ、そして1日の中で何時間勉強時間を割かなければならないのか。その計画をしっかりと立ててから勉強を始めなければなりません。

おわりに

こちらの記事を読まれたお子さまへ
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こちらの記事をお読みいただいた保護者さまへ

いかがでしたか。最初にも述べましたが、入試対策を始めるうえで、早すぎるということはありません。皆さんも是非、早い時期から入念に準備を進め、万全の体制で受験に臨んでください。

さて、この記事をお読み頂いた方の中には
「子どもが高校生になってから苦手な科目が増え、成績も落ち始めたみたい」
「部活が忙しくて勉強する時間がとれない」
「このままだと大学受験が心配」
といった、お子さまの勉強に関するお悩みを持たれている方も多いのではないでしょうか。
高校生は中学生に比べ学習量が圧倒的に多くなり、勉強の難度も上がるため、一気に挫折してしまうお子さまも多いのです。

高校生の効率的な成績向上・受験対策を行うには、現在の到達度を分析し、お子さまの状況にあわせた学習を行う必要があります。
ただ、お子さま一人で自身の現状を分析し、学習カリキュラムを組み上げるのは困難な場合がほとんどです。

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こちらの記事の監修者

 浅井保(あさい たもつ)
・北海道大学文学部卒
・家庭教師のアルファ 講師部長
・山手中央高等学院 学院長

 
2008年に『家庭教師のアルファ』のプロ家庭教師として活動開始。
現在、株式会社アルファコーポレーション講師部部長、および同社の運営する通信制サポート校・山手中央高等学院の学院長を兼務しながら講師として指導にも従事。