中学英語 効果的な勉強法とは?|中学生/英語

勉強方法

中学生のお子さまの英語の成績のために、適切な勉強法を模索する親御さまもいるでしょう。中学英語は将来の英語技能の土台にもなるため、コツをおさえた勉強法がポイントとなります。
この記事では中学英語の勉強法について、成績アップやテスト対策に使える勉強法を学年やケース別に解説しています。勉強に必要な教材も紹介しているので、お子さまの成績アップに役立ててください。

目次

中学英語|勉強の重要性とは?

2020年から小学校での英語授業が必修化となるなど、英語技能は社会的にも重要性が高まっています。中学英語は高校や大学受験に活かせるだけでなく、社会人になってからも役立つ日常会話の基礎も含まれています。将来の英語技能の土台ともなる中学英語は、今のうちにしっかりと理解することが大切です。
中学生に理想的な勉強時間とは?

◆幼児・小学生から?適切な中学英語への対策時期
親御さまのなかには「幼児や小学校のときから英語を習わせたほうがよかった?」と悩んでいる人もいるでしょう。幼児や小学生から英語を勉強すれば、英語に触れる期間が長くなり中学英語にも活かせるでしょう。しかし、英語の勉強は中学生から始めても問題ありません。予習と復習を継続すれば、中学生から英語を勉強しても習得することは可能ですよ。

基本的な中学英語の勉強法とは?

ここでは、基本的な中学英語の勉強法を4つ解説します。例なども交えて具体的に説明するので、参考にしてください。

◆暗記する
英語は単語や文法を暗記する必要がありますが、読み書きを繰り返すだけの暗記には限界があります。英語の暗記には工夫が必要で、以下のように「なぜこの単語ができたのか」「単語の意味にまつわる歴史」を知ると覚えやすくなります。
・派生語:economy=経済→economical=経済的な
・語源:manual=手引書、マニュアル→ラテン語で「手」を意味するmanuを語源としており、形容詞、名詞、副詞を作る接続辞alが加わりmanualとなる
・史実:August=8月→ローマ帝国・初代皇帝のアウグストゥス「Augustus」に由来

◆音読する
英語の勉強は音読も大切です。教科書の英文を音読していくと記憶に残りやすく、すらすら読めることで自信もつきます。音読すると単語の並びが自然と頭に入るようになり、テストで単語の順番の問題が出題されたときに有利になります。日本語訳をあらかじめ覚えたうえで音読すると、意味を理解しながら暗記できます。音読は10~20回繰り返すとより効果的です。

◆文法を理解する
単語や単語の順番を暗記できたら、文法に取りかかりましょう。中学英語における文法の問題は、学校での学習内容から出題されることが多いため、学校のワークや教科書を繰り返し解きます。間違えたところはそのままにせず、なぜ間違えたのかを調べましょう。文法の問題が解けるようになると、テストでも50点以上を得点できるようになります。
→語順・時制・品詞の役割を把握する
文法の勉強は主語や動詞などの語順と時制や品詞の役割を理解することがポイントです。時制とは現在や過去、未来のいつなのかを指します。中学1年で勉強する助動詞の「can(~できる)」には、「canを使ったら動詞を原形にする」というルールがあるなど、単語や例文の丸暗記ではなく、仕組みを知ることが理解につながります。
→暗記ではなく「理解」する
学校のワークを機械的にこなすだけでは、本質的な理解にはつながりません。わからない単語はすぐ調べる、be動詞の使い方を知るなど、「なぜそうなるのか」を一つひとつ理解するようにしましょう。文法の理解度を確認するには、お子さまから説明してもらうとよいでしょう。誰かに説明できるのであれば、その文法を理解していることになります。

◆訳する
文法の理解が進んだら、日本語から英語、英語から日本語に訳する勉強をしましょう。中学英語のテストでは、教科書の本文がそのまま出題されるので、教科書にある文章をスムーズに和訳・英訳できるがポイントになります。
・日本語→英語:和訳を見ながら1文ごとに英文を書く
・英語→日本語:教科書の英文をノートにどんどん書く
いずれの場合も間違えたら日本語1回、英文3回を目安に復習しましょう。これにより、和訳と英作文、両方の英語技能を磨くことができます。

中学英語の勉強に必要な教材とは?


中学英語の勉強は教科書以外にも必要な教材があります。以下で取り上げる2つの教材を使って、学習していきましょう。

◆学校の教材を使う
テスト対策で効果があるのは、学校の教材を使うことです。授業で使用しているノートやワーク、配布されたプリントなどを活用してください。ワークを解く際は1回目をノートのうえで解いて、2回目にワークへ書き込みます。間違えたものは英文をノートに書き写します。理解するまで反復して覚えるようにしましょう。反復学習により、定着度が上がります。

◆問題集を使う
テスト1週間前からは、市販の問題集を使うと効果的です。テストは穴埋め問題や並び替え問題、長文読解など、さまざまな形式で出題されるので、問題集を解いて出題形式にも慣れるようにしましょう。なお、問題集で学習するのは、学校の教材の理解が深まった後です。ここでも間違えた問題はノートを使って繰り返し勉強しましょう。

学年別!中学英語の勉強法

ここでは学年別の中学英語の勉強法を解説します。お子さまの学年にあわせた勉強法を実践してください。

1年生|基礎を固める
中学1年の英語はアルファベットに慣れることから始まり、基本的な単語や英文を習います。注意が必要なのは2学期以降です。1学期よりも学習内容が難しくなるので、1学期の成績がよいからといって油断してはいけません。「成績が下がるのはほかの子も同じ」と安易に考えず、英単語の練習や音読を継続して基礎を固める必要があります。

2年生|文法マスター
中学2年になったら、文法のマスターを目指します。難しい文法も出てくるので、毎回の授業が大切です。学校の授業についていけるよう復習することがポイントになります。また、中学2年で習う文法は高校入試にもよく出題されます。授業内容の理解が、高校受験の対策にもなります。家庭学習では引き続き復習を中心に学習を進めてください。

3年生|長文&総復習
中学3年の英語は、入試に向けた長文対策と中学1年からの総復習です。学習のポイントは、お子さまにあった適切な勉強法を取り入れることです。中学3年になってから英語の成績に伸び悩むお子さまの場合は、中学1年や2年の学習内容の再復習が必要です。また、長文問題は経験値が大事なので、何題もこなすようにしましょう。

ケース別!中学英語の勉強法

中学英語の勉強は学年別だけではなく、ケース別で考えるのも有効です。次の4つのケースに応じて、勉強方法を検討しましょう。

◆英語が嫌い
英語が嫌いなお子さまは、「何ができないのか」を把握しましょう。「単語が読めない」「英語に訳せない」「基本英文や単語、熟語が覚えられていない」など、本人がどこでつまずいているかを振り返ります。できないことを把握したら、この記事で解説した内容をもとに学習を進めてください。お子さまが抱える原因を特定して、英語への苦手意識を払拭しましょう。

◆成績が下がってしまった
成績が下がったときは、テストで間違った箇所や授業で理解できなかった箇所を振り返るようにしましょう。テストをもう一度解いてみる、わからないところは先生に聞くなどして、同じミスを繰り返さないようにします。授業が終わった後、2~3分でよいので教科書やテキストを振り返るだけでも違います。

◆テスト対策・成績アップを目指したい
テスト対策は、試験範囲の把握から始めます。中学英語のテストは、学校の教材から出題されることが多いです。解けない問題がないよう、単語の暗記や教科書、ワークを使った反復学習をこなしましょう。授業で使ったものを全体的に復習して、知識の定着を目指します。それでも教材が足りないときは、市販の問題集を購入するとよいでしょう。

◆偏差値アップ・高校受験対策をしたい
偏差値アップを目指したいならば、高校受験用の問題集を活用しましょう。高校受験は学校の定期テストと異なります。学校の教材だけを勉強しても、入試問題の傾向に対応できないことがあります。高校受験では志望校にあわせた対策をとることがポイントです。遅くとも中学3年の夏には受験用の問題集で勉強を始めてください。

中学英語勉強法にプラスしたいポイントとは?

中学英語の勉強は繰り返すことが重要です。基本的に暗記が多くなるため、毎日の継続が必要です。試験前にまとまった時間を勉強するより、1日15分でも毎日継続するほうが力になります。英語と日本語は文法などに違いがあります。日々の中で英語に触れ、記憶と理解の両方から英語技能の基礎を積み上げていくようにしましょう。

毎日コツコツで土台を培う

中学英語は高校受験や社会人で使う日常英会話の基礎になります。中学生のうちから毎日コツコツと勉強することで、土台のある英語技能が身につくようになります。無理なく継続するには、お子さまの状況にあわせた勉強法を実践することが大切です。

さらに中学英語をマスターしたい方は、家庭教師の利用するのもおすすめです。

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こちらの記事の監修者

 浅井保(あさい たもつ)
・北海道大学文学部卒
・家庭教師のアルファ 講師部長
・山手中央高等学院 学院長

 
2008年に『家庭教師のアルファ』のプロ家庭教師として活動開始。
現在、株式会社アルファコーポレーション講師部部長、および同社の運営する通信制サポート校・山手中央高等学院の学院長を兼務しながら講師として指導にも従事。