中学生の理想的な勉強時間は?|中学生

勉強方法

中学生のお子さまを持つ親御さんにとって、適切な勉強時間は悩みの種のひとつでしょう。この記事では、中学生の勉強時間について、平均的な勉強時間や成績アップ・受験対策に必要な勉強時間の目安を解説します。お子さまの学習計画の参考にしてください。

目次

中学生の平均的な勉強時間とは?


ベネッセが2015年に発表した調査報告[1]によると、中学生の平均的な1日の勉強時間は、1時間半です。
ただし、これはあくまで中学生全体の平均勉強時間です。勉強時間が1時間半の中学生は約20%、1時間未満の中学生が約40%、2時間以上が約40%という結果です。
中学生の効果的な勉強法とは?

[1]ベネッセが2015年に発表した調査報告

理想的な勉強時間の目安とは?

中学生に必要な勉強時間は、時期や学年、成績、志望校のレベルによって変わってきます。成績ひとつとっても、今の成績をキープしたいのか、成績アップを狙いたいのかで必要な勉強時間は変わるため、一概にはいえません。ここでは、置かれた環境や目標別に、理想的な勉強時間を解説していきます。

◆成績に応じた勉強時間
中学生の理想の勉強時間は1日2時間です。平均勉強時間は90分ですが、この時間はあくまで平均であり、約40%の生徒は毎日2時間以上勉強していることも、ベネッセの調査報告でわかっています。つまり、上位の偏差値を狙うためには、毎日最低限2時間は勉強する必要があるのです。
また、現在の偏差値やどのくらい上位を狙うかによっては、もう少し勉強時間を増やす必要もあるので注意しましょう。

◆高校受験対策の勉強時間
高校受験対策のために必要な勉強時間は、夏休みの前後や、狙っている高校と自分の偏差値の差などによって変わります。ですから、受験対策に必要な勉強時間は、自分の成績と見合わせながら適宜決めていく必要があります。ここでは、目安としての勉強時間を紹介します。
狙っている高校と自分の偏差値が同等であれば、夏休み前は1日2時間程度の勉強時間が妥当でしょう。夏休みは6時間程度、夏休みを終えて受験対策が本格化する時期は3〜5時間、受験直前の冬などは5〜8時間が目安となります。
自分の偏差値より高い高校を狙っている場合、夏休み前から3〜4時間の勉強時間を確保し、夏休みは6〜8時間、受験直前には5〜8時間の勉強時間が目安となります。

◆時期や学年に応じた勉強時間
中学生は、平日や土日のほかに夏休みなどの長期休み期間があり、それぞれで必要な勉強時間が変わります。また、学年によっても勉強時間を変えていく必要があるでしょう。
・時期
平日は2時間の勉強時間が理想です。学校のない土日は、勉強の平均時間が約90分、2時間以上勉強している人が約40%と、平日とあまり変わらない結果になっています。現在の成績をキープしたい、もしくはアップさせたい場合、2〜4時間は勉強するようにしましょう。
また、夏休みなどの長期休みは、周りと差をつけるチャンスです。成績アップを狙うのであれば、気分転換をしながら普段よりも長く勉強時間を確保することが理想です。
・学年
基本は1日2時間の勉強が理想ですが、受験が関係してくる中学校2年生から勉強時間を増やしていくとよいでしょう。普段勉強していなかった人も、少しずつ勉強時間を増やしていくことで、受験対策に入りやすくなります。
自分と同等の偏差値の高校を目指す場合、2年生~3年生の夏休み前は2時間半強、3年生の夏休み後は3時間半強が理想です。高偏差値の高校を目指す場合、2年生は2時間半で3年生の夏休み前までは3時間半、夏休み後は4時間半に増やすというスケジュールがおすすめです。

時間以外の中学生の勉強量目安とは?

中学生の勉強量の目安は、時間だけではありません。時間以外の中学生の勉強量は、どういった点を意識すればいよいのでしょうか。

◆教科
1科目あたりにかける時間の目安は、1時間が理想です。受験期以外は2時間の勉強時間を理想としているため、1日2科目勉強することになります。勉強時間を増やすことができる場合、1科目の勉強時間を増やすのではなく、科目数を増やしていくと効率よく勉強できるでしょう。

◆勉強頻度
勉強頻度も勉強量の目安のひとつになります。ベネッセの調査によると、週に半分以上勉強している中学生は、全体の60%ほどで、毎日勉強している中学生は全体の約40%です(塾や家庭教師などを除く)。また、成績上位者の場合は、約50%が毎日勉強をしています。成績アップや成績上位を狙いたい場合は、毎日勉強するようにしましょう。

勉強時間と睡眠時間の関係性とは?

睡眠時間を削れば、勉強時間をかんたんに増やせますが、あまりに睡眠を削りすぎると健康被害や集中力が欠けるなど、勉強に悪影響を与えるので注意が必要です。
中学生の理想的な睡眠時間は8~10時間です。テスト前や受験前など、どうしても勉強時間を増やしたい場合でも、7時間は睡眠をとるようにしましょう。

勉強時間でコントロール!中学生の成績アップや高校受験対策とは?

成績アップを狙ったり、高校受験対策をしたりする場合、勉強時間を調整する方法がおすすめです。
時間を増やすだけでなく減らす方法も解説します。

◆勉強時間を増やす方法
・生活リズムを意識する
自分が朝に集中できるタイプなのか、夜に集中できるタイプなのかを意識して勉強することで、勉強時間を増やすことができます。朝型なら1時間早く起きて勉強し、夜型なら夜に1時間追加で勉強してから寝るようにしましょう。ただし、夜型の場合、次の日に影響がでてしまうので、あまり遅くならないようにしましょう。
・削れる時間を考える
やらなくていいことに時間を割くことをやめて、その時間を勉強に充てれば、簡単に勉強時間を増やせます。これまで娯楽に費やしていた時間を使って勉強すれば、大幅に勉強時間を増やすことができるかもしれません。
・少しずつ時間を増やす
一気に勉強時間を増やしてしまうと、勉強が嫌になってしまい、かえって逆効果になる可能性があります。勉強時間を増やすときには「テストのたびに30分程度増やす」「1ヶ月ごとに30分程度増やす」など、無理のないように少しずつ増やしていくようにしましょう。
・勉強する環境を工夫する
集中できない場合、勉強する場所や服装、時間などにおいてルールを設けることで、勉強に集中できるようになります。また、集中力は長時間続きません。3時間勉強したい場合は、1時間ごとに休憩したり勉強場所を変えたりして、気分転換をしながら勉強することがおすすめです。
・番外編:時間を変えず日数を増やす
1日は24時間しかなく、中学生であれば学校や部活、習い事などがあるため、勉強に費やせる時間は限られています。そこで、1日あたりの勉強時間を増やすのではなく、勉強する日を増やすという方法もあります。いままで勉強していなかった日や曜日に勉強するようにすれば、トータルの勉強時間を増やすことができます。

◆勉強時間を短くする方法
勉強時間を増やすために、それ以外の時間を削りすぎると、生活に無理がでてきて勉強の効率が下がる場合もあります。そこで、勉強時間を減らして効率よく勉強する方法を紹介します。
・無駄な時間をなくす
無駄な時間をなくして、勉強時間に充てましょう。スマートフォンの電源を切る、趣味のものを机周りに置かないなどの工夫をすることで、机に向かって勉強をしているつもりになっていた時間を減らせます。そうすることで、結果的に勉強時間を短くできます。
・要点を絞って勉強をする
教科書や参考書をまるごと勉強していたら、いくら時間があっても足りません。テストに出やすい問題や、要点を絞って勉強することで、効率よく成績をアップを狙いましょう。
・適度な休憩をはさむ
集中力が続かないと、思ったように勉強がはかどらないため、ダラダラと勉強時間が延びてしまいます。集中力を持続させて効率よく勉強するために、適度に休憩をはさむようにしましょう。

時間管理が不得意な中学生の勉強方法とは?

自宅学習などの自発的な勉強において、時間管理が苦手だったり集中できなかったりする人には、家庭教師による指導がおすすめです。家庭教師は、個々のレベルやペースに応じて指導してくれるため、無理なく勉強できます。勉強の習慣がない人でも、家庭教師の予定が入ることで勉強を習慣づけられるでしょう。また、塾と違って家で受けられるため、移動時間がないこともポイントです。

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こちらの記事の監修者

 浅井保(あさい たもつ)
・北海道大学文学部卒
・家庭教師のアルファ 講師部長
・山手中央高等学院 学院長

 
2008年に『家庭教師のアルファ』のプロ家庭教師として活動開始。
現在、株式会社アルファコーポレーション講師部部長、および同社の運営する通信制サポート校・山手中央高等学院の学院長を兼務しながら講師として指導にも従事。