英単語の覚え方 -短時間でシンプル楽々暗記法-|中学生/英語

勉強方法

離れたくても離れられない定期試験。覚えることが多すぎて、やってられない!!と嘆いていませんか?その中でも、英単語の暗記は地味で退屈な作業ですよね。いつかやろうと思いながら、テスト前日になり、あまりの量の多さに投げ出したこともあると思います。そんな単語の楽々暗記法をアドバイスしたいと思います。

目次

たったの2個?!?!

因みに、英単語は1回の定期試験でどの位出るか知っていますか?学年によって若干の差はありますが、中学生では、約80~120個前後です。
定期試験は、年に4回~5回あるので、1回の試験の範囲は、2か月半~3か月といったところです。では、3か月間で120個の英単語を覚えるとします。では、1ヶ月では、何個覚えれば良いのでしょうか?
はい正解!1ヶ月では、40個ですね。では、1週間では、いくつでしょう?
そうです。答えは10個!!ということは、1日何個になるでしょうか?な、なんと、約1.4個です。でも、土日位休みたいですよね?とすれば、1日たったの2個。2個だけ覚えればいいということになります。
どうですか?1日2個って多すぎますか?一見、うんざりするするような作業に見える単語の暗記。冷静に分析してみると、実は、とっても、簡単な作業だったんですね。これくらいなら、出来ると思った子も、多いのではないでしょうか?

「やる気が起きない問題」撃退!!!

これを知ってるのと知らないのでは、英単語の暗記をするモチベーションアップに大きく影響します。これを知らないと、全体として、覚えなきゃいけない英単語が多いと漠然とした思ってしまい、やらなきゃと思っても、そそもそも、やる気が起きなくないですか?
そうです。これが、勉強の最大の敵。「やる気が起きない問題です。」これを解決しないことには、どんなにいい教材や暗記法があったとしても、やる気が起きなければ、宝の持ち腐れで活用されることはありません。これで、やる気が起きない問題が解消されますね。1日2個だけ覚えて、土日はお休み。
これが、短時間でシンプル楽々暗記法のまず最初のコツです。

シンプルな英単語の暗記法

1日覚えなければならない数が分かったら、次は、覚え方です。

・英単語を声に出す
英単語を暗記するには、とにかく、声に出して読むことです。英語と日本語を交互にして10回程度読むだけです。
これまで皆さんはどうやって英単語を覚えてきましたか?例えば、「パパ」や「ママ」。テキストや辞書を使って、教えられましたか?きっと、毎日の何気ない日常会話から何度も聞いてきたことと思います。勉強するつもりはなくても、日本語ならスラスラと話せるはずです。

・なんで英単語は覚えれないのでしょう?
英単語は日常会話から聞くことができません。その為、自ら英単語に歩近づいていく必要があるのです。
そこで、「自分で自分に聞かせる」のです。皆さんも小学校の時に、毎日やらされたいわゆる、「音読」。音読と言われると嫌なイメージがあるかもしれませんが、たった2個の英単語を10回程度読むだけです。これだけなら、簡単にできますね。

・何度も繰り返す
先ほども、自分で自分に聞かせるということに触れましたが、更に、何度も自分に聞かせるのです。皆さんは、好きなアーティストの歌を何度も聞いていたら、覚えるつもりはなくても、覚えてしまったという経験はありませんか?一生懸命に覚えようと思って、集中して覚えるというのも1つの方法ですが、あまり力まず、自然と繰り返してみて下さい。完璧に覚えてなくても、繰り返す。シンプルなことを繰り返すことは、継続しやすいです。難しくパワーのいることをやるときは、ある程度の覚悟が必要になりますよね。そういう面倒なことは、まず、やる気が起きない。そして、続かない。
シンプルに繰り返してみましょう。

・イメージする
単語帳に書いてある文字だけで覚えようとすると、ある程度覚えられますが、すぐに忘れてしまいます。そもそも、日本語も物の名前を覚えるとき、その物を見て、覚えていることがほとんどだと思います。例えば、ピーマンだったら、形、色、匂い、味などもイメージしながら、「green pepper」という風に覚えると、より印象に残りやすくなります。

・スケジュール帳につける
これまで、たった2個だけの英単語を10回程度声に出して読むだけで覚えられるとお話してきました。ここでもう一つ、工夫をすると更に効率よく英単語を覚えることができます。
手のひらサイズのスケジュール帳を用意してください。今日、覚えた単語を2つ、その日の欄に書き込みましょう。すると、前日に頑張って覚えた英単語が翌日取り組むときに振り返ることが出来ます。そうです。前日の復習ができるんですね。これを月曜日から金曜日まで5日間頑張ったらどうなるでしょう?スケジュール帳には、頑張った成果がしっかりと残ります。これは、とても、達成感を感じます。もちろん、週末には、1週間分の復習も出来ます。これなら、前にやったことを忘れません。しかも、書く練習もしてるので、一石二鳥ですね。

・カレンダーに書き込む
これも出来たら、やってみると効果倍増です。あなたがいつも、目につくところにカレンダーを張ってみてください。私のお勧めは、月並みですが、トイレです。今日やった単語をそのカレンダーの同じ日付のところに書き込みましょう。そうすれば、あなたがそこに行くたびに、単語を目にします。そしたら、自然と声に出して、繰り返し読んでみてください。
それを、1日繰り返していたら、夜寝るころには、すっかり、覚えてしまっています。

・文章で覚える
単語だけで覚えていると、練習したことは覚えているのに、意味やスペルが思い出せないということがありませんか?
そんな時は、文章で覚えることをお勧めします。単語だけだと分からない意味も、文章だったら意味が分かるという経験は、一度はあると思います。単語帳の例文や教科書の本文などを活用してみるのが良いでしょう。

「ちりも積もれば、山となる。」

単語暗記はやはり、言葉なので何度も声に出しましょう。
シンプルですが、やはり、これが一番効率的です。無理のない量で、なおかつ、簡単な方法を取り入れて継続しましょう。たとえ、1日1個でも、365日続ければ、1年で365個覚えることが出来ます。2個なら700個。まず、今日1個の単語を覚える事から始めてみてください。 

おわりに

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こちらの記事の監修者

浅井保(あさい たもつ)

  • ・北海道大学文学部卒
  • ・家庭教師のアルファ 講師部長

2008年に『家庭教師のアルファ』のプロ家庭教師として活動開始し、数多くの生徒への学習指導を経験。
現在、株式会社アルファコーポレーション講師部部長。