「転入」と「編入」はどう違う?
まず、「転入」と「編入」の違いについてご説明します。
★転入=学校在籍中に必要な手続きを行い、別の学校へ入学すること。
★編入=在籍する学校を中途退学した後、別の学校へ入学すること。
転入と編入では、それぞれ入学できる時期が違います。転入の場合、多くの通信制高校が「随時入学可能」としている場合が多いです。
一方、編入をする場合、多くの学校が時期を限定しています。たいてい、4月や10月入学となる場合が多いです。
つまり、「入学できる時期は編入より転入の方が多い」ということです。
そのため、通信制高校へ「編入」する場合、入学まで時期が開いてしまうことがほとんどです。時期が開いてしまえば、そのぶん卒業するのも遅くなってしまいますよね。
現在高校生で、通信制高校への入学を検討されている方は、できるだけ今通っている高校を辞めずに、「転入」を目指すことをお勧めします。
単位の引継ぎについて
通信制高校に転入 or 編入すると、もともと在籍していた高校で修得した単位が引き継がれることがあります。
ここで注意すべきは「全日制高校では多くの場合、”学年制”を採用している関係上、単位を修得するのは進級のタイミング」という点です。
それぞれの学期ごとではなく、1年を通して授業やテストを受け、単位として認定されたものだけが、転入(編入)先の通信制高校へ引き継がれます。
そのため、学年の途中で転入・編入を行うと、当該学年で履修していた単位の引継ぎははできないことが多いため、注意が必要です。
単位の引継ぎは”卒業までの時間”に影響する
もともと在籍していた高校でどれだけの単位を修得していたかは、転入・編入先の卒業時期に直接影響します。
全日制高校では1学年のうちに30単位を修得します(卒業までに80~90単位を修得するペース)。
高等学校の卒業に必要な単位数は74単位と定められているため、例えば高校1年生の単位を全て修得した段階で転入すると、74-30=44単位を転入先の通信制高校で修得することになります。
多くの通信制高校では、1年間で修得できる単位数を25~30単位と定めているため、卒業までに2年間はかかる計算になります。
しかし、転入時期が3年生後期といった卒業間近のタイミングですと、転入先において年度内の単位修得できず、卒業時期がずれてしまうことがあるのです。
「編入」の場合は、さらに注意が必要です。入学時期が遅れた分だけ、卒業までに時間を要するからです。同年代の人と同時期に卒業するためには、できるだけ年度の早いタイミングで編入することが大切です。
いずれにしても、通信制高校への転入・編入は、タイミングが重要ということを、しっかりと意識しておく必要があります。
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