目次
『実験・観察』のまとめかた
理科系の自由研究は、手順や道具の説明に広めのスペースが必要になることがあります。
実験をいくつか行うときは、方法と結果を一つにまとめても、結果は表にするなどして見やすさを心がけ、結果からどんなことが考えられるのか?も記入するようにしましょう。
①:タイトル
タイトルは大きくわかりやすく。
興味をもってもらえるようなタイトルもGood。
テーマのどんなことに注目したテーマなのかが伝わるように!
②:研究のきっかけ
研究のきっかけも自由研究には欠かせません。
・なぜこの研究テーマを選んだのか?
・テーマのどんなところに興味を持ったのか?
など、研究の動機を忘れずに書くようにしましょう。
③:予想/調べたいこと
気になったこと、調べたいことに対して
「こうかもしれない」
と、自分なりに予想したことを書くようにします。
それが合っているかどうか、実験・観察で検証します。
④:方法・道具
どんな道具を使ってどのような実験・観察を行うか書きます。
図解や写真を使って、見る人にわかりやすく説明しましょう。
実験と結果を分けにくいときはセットにしましょう。
⑤:結果
実験や観察の結果を書きます。
数値で比較できる場合は表やグラフにすると見やすくなります。
結果には事実のみを書くようにして、それに対する自分の考えは別の項目に!
⑥:わかったこと
結果から導き出される考察、新たに生まれた疑問点などを書いていきます。
ヒントになるような知識・資料があれば、合わせてこちらで紹介するとより良いでしょう。
⑦:感想
感想を短い言葉でまとめます。
実験・観察まえの予想と結果を比較して、予想通りだったや意外な結果になったなど自分の考えも入れても良いでしょう。
⑧:参考にしたもの
研究の参考にした本やWEBサイトがあれば題名・URLを記入しておきましょう。
研究に協力してくれた人がいれば、謝辞として感謝の言葉も添えて書いておくと良いでしょう。
⑨:日付・名前
自由研究をまとめた日付・自分の名前を書いておきます。
まとめ方を合わせてどこかに書いてもいいですが、タイトル近くがわかりやすくておすすめです。
★さらに発展!
研究しているうちに新たな疑問が生まれたり、今後はこれを調べてみたい!と思うのはよくあることです。
さらに発展した自由研究にするためには、以下のことも書くようにしましょう。
①:今後の課題
今回の研究で見つかった課題や、今後の研究への意欲などを書いておきましょう。
②:注意点
自由研究をみた人が、自分もやってみたいと思うかもしれません。
注意点があれば書いておくと良いでしょう。
③:発展研究
テーマからは外れるけれど、実験をしたのであれば、発展研究として簡単に紹介します。
『調べ学習』のまとめ方
調べ学習の自由研究は、調査結果がたくさんあってまとめ方がむずかしいこともあります。
タイムスケジュールや表にして、大事なポイントが伝わるように工夫しましょう。
例えば、大きな絵を中心にしても良いです。
調べ学習のまとめに必要な項目は次の9つです。
①:タイトル
自由研究の顔となるタイトル。
まずは、基本のタイトルを考えましょう。
その際、こうしたら面白そうかな?と、普通とはちょっと違うアレンジしてみるのも良いでしょう。
②:研究のきっかけ
きっかけはシンプルでOK!
なぜこれについて調べようと思ったのか?
テーマのどんなところに興味を持ったのか?
と研究の動機を書きます。
③:調べたいこと
テーマについて、どんなことが気になって、調べたいのかを書きます。
例えば、日本の城について調べるのなら、建物についてなのか、歴史についてなのかなどを絞り込んでいきます。
④:調査方法と道具
調べたいことが合わせて、誰かに取材する、資料を探すなど調査の方法を書きます。
見学に行くのであれば見学先の名称や場所なども書いておきましょう。
⑤:調査結果
調査の結果を書きます。
インタビュー形式にしたり、ポイントを箇条書きにしたりしましょう。
結果には事実のみを書き、それに対する自分の考えは別の項目で!
⑥:わかったこと
調査から導き出される考察、新たなに知りたくなったことなどを書きます。
ヒントになるような知識・資料があれば、合わせてこちらで紹介しても良いでしょう。
⑦:感想
わかったことを短い言葉でまとめます。
調査前の予想と比べて、
「思っていた通りだった!」
「意外なことを知った!」
など自分の感想も入れても良いでしょう。
⑧:参考にしたもの
研究の参考にした本やWEBサイトがあれば題名・URLを記しておきましょう。
⑨:日付・名前
自由研究をまとめた日付・自分の名前を書いておきます。
まとめ方に合わせてどこに書いてもいいですが、近くがわかりやすくておすすめです。
保護者のかたがサポートする際のポイント
低学年(小1〜3)の場合
低学年は調査結果を丁寧にまとめることを心がけましょう。
その際、まとめ方に工夫ができるといいですね。観察日記にしたり、新聞のようにまとめたり、絵や図を使ったりと工夫してみましょう。
また、調査結果からわかったことを詳しく考察するのはまだまだ難しい時期。
予想と比べてどうだった?など保護者がインタビュアーのように質問して引き出していくのも良いと思います。
高学年(小4〜6)の場合
高学年になったら、実験や調査の前に仮説を立てることを意識しましょう。
どんな結果になると思う?など質問を投げかけてみるのもいいですね。
仮説と結果の違いに気づくことで、研究の楽しさも実感できるはずです。
仮説を立てることで、結果の考察もより一段と深まったものとなるでしょう。
まとめ
小学生の自由研究のまとめ方について、項目の立て方や考えるポイントなどをくわしくお伝えしてきました。
研究の流れやまとめ方がイメージできたでしょうか。
少し手間のかかる自由研究ですが、お子さんの学ぶ意欲を引き出し、これからの社会で必要とされる思考力・判断力・表現力を養う、絶好のチャンスでもあります。
親子で楽しむ気持ちで関わり「楽しかった!」と思い出に残る自由研究になると良いですね♪