目次
①概要
埼玉県の公立高校入試は、3月月初に行われる入学者選抜があります。
他の都道府県で見られる推薦入試及び学区はありません。
②内申点評価
埼玉県の内申点評価は、中学1年生から中学3年生の3年間における9教科（国語、数学、社会、理科、英語、音楽、美術、技術家庭、保健体育）の５段階評価による成績全てで評価され、9教科×5段階で45点満点となります。評価に用いられるのは中1、中2では評定平均と呼ばれるその学年末評価、中3では1学期と2学期の評価となります。
内申点は、各高校の学科やコースによって各学年の比率が定められています。その比率は中1：中2：中3で1：1：2、1：1：3、1：2：3などがあり、多くの高校において中3の比重が高くなっています。
中学校での内申点の評価は、学期ごとにある定期テストと普段の小テスト、提出物などにより決定されます。
それ以外にも「特別活動等の記録」（学級や生徒会活動、学校行事、部活動など）や「その他の項目」（検定取得や褒賞）、「出欠の記録」なども点数化され評価に加わります。これらの評価項目や評価基準も高校・学科・コースによって異なります。
以上の評価基準の全ては、各高校の募集要項によって事前に公表され確認することができます。
③一般入試
出願は、原則として1つの高校の1つの学科に限られます。（出願期間は2月15日過ぎごろ2日間）また出願後各校の志願者倍率が発表された後に志願先変更期間（倍率発表後の2日間）が設けられており、倍率を確認した上で志願先を変える事ができます。
併願は認められていませんが、農業、工業、商業系の高校では同高校内の他の学科を相互に第2志望として認めている高校もあります。また同様に普通科と理数、体育、外国科などを併設している高校では普通科を第1志望とし他の学科を第2志望とするという例もあり、これらは各校の募集要項で確認できます。
学力検査は国語、数学、理科、社会、英語の５教科となります。（3月月初。月初が土日に当たる場合はその前後）英語と数学は学校の判断により通常の「学力検査問題」の代わりに応用的な問題が含まれる「学校選択問題」の実施が可能となっています。この実施は成績上位校で行われ、事前に発表されます。
検査は各50分100点満点で、計500点満点となります。
学力検査翌日に個別面接、集団面接、実技検査を実施する高校もあります。
選抜方法は第1次選抜と第2次選抜に分かれます。
第1次選抜では「学力検査の得点」：「内申点」の比率が4：6から6：4の範囲内、第2次選抜では3：7から7：3の範囲内になるよう各高校が設定します。
また学科によっては傾斜配点を行っている高校もあります。
例えば理数科のある学校では理科と数学の点数は2倍とし、学力検査の得点を計700点としているなどです。
2次募集は、一般入試で募集人員が定員に満たない高校で実施される場合があり、3月中旬から4月にかけてこれを行います。行われない事もままあり、初めからこの2次募集を受験日程に組み込んで計画することはありません。
2次募集も併願は認められず、出願期間や学力検査実施日、発表日などは各高校によって異なります。
④私立高校の併願
上記の様に埼玉県では公立高校の試験における入学の機会は基本的に1度しかありません。
そのため公立高校を第1志望とした場合、もしこれが不合格となると2次募集も確実に行われるという保証はなく高校進学が困難となってしまう事があります。
よって公立高校入試までに私立高校に合格しておき、安心して公立高校の学力検査に臨むのが定石となっています。
埼玉県の高校受験対策は、『家庭教師のアルファ』
いかがでしたか？本記事の情報が、高校受験をされるお子さまや保護者さまにとって、少しでも有益なものになりましたら幸いです。
この記事をお読みいただいた方の中には、高校受験に不安がある方も多いのではないかと思います。ほとんどの人にとって、高校受験は人生初の受験となります。
「志望校はどうやって選べば良いの？」
「どのような受験対策をして良いかわからない」
「合格できる自信がない」
など、高校受験では様々な悩みを抱えるもの。
そのようなお悩みを解決するのが、私たち『家庭教師のアルファ』です。プロ家庭教師による完全オーダーメイド授業を展開するアルファは、これまで15年以上にわたり、全国のお子さまの学習をサポートしてきました。
特に私たちが得意とするのが、高校受験対策です。志望校の選定から、オーダーメイドの受験対策、合格後のサポートに至るまで、すべてアルファにお任せください。
少しでも受験に不安がある方は、ぜひ一度、アルファの授業を体験してみてください。教育のプロフェッショナルが、その不安を解消します。下のボタンから、無料体験のお申込みが可能です。
埼玉県 家庭教師についてはこちらをご覧ください。
