東京都公立高校入試について

勉強コラム

東京都の公立高校入試は大きく分類すると、一般入試と推薦入試の二つに分けられ、それぞれ試験で問われる内容、条件が異なります。

①一般入試

○入試時期
一般入試には一次募集と二次募集(一次で定員が募集人員に達しない学校で行われる)があり、時期が異なります。
一次は2月下旬頃、二次は3月上旬頃にそれぞれ行われます。

○試験内容
公立高校入試では

調査書・・・300点満点
学力検査・・・700点満点

の総合1000点満点で評価されます。
学力検査の科目は、国・数・英・社・理の5科目です。試験内容は共通の問題が出題されます。
また、一部の学校では面接、作文を書かされる所もありますので、行きたい学校のHPをよく見るようにしましょう。

以前は学校によって評価割合を4:6や5:5などにしたり、科目も3科目受験を行なっていましたが、平成28年度より全日制公立高校は、3:7の5科目入試に統一されています。
(定時制では以前の形式のまま、学校によって入試内容が異なります。)

○内申点
一般入試では換算内申が使用されています。
国・数・英・社・理の5科目はそのまま、実技科目4科目は2倍の評価となり、65が満点となります。
この内申がそのまま調査書の得点になりますので、東京都では実技科目の重要性も高いと言えるでしょう。

○自校作成問題
東京都から進学指導重点校に指定されている公立高校では、共通の問題ではなくその学校ごとの問題(国・数・英のみ)が出題されます。共通問題よりも難易度が高いので、学校ごとの過去問対策は必須でしょう。

*進学指導重点校の例:日比谷・戸山・青山・西・八王子東・立川・国立

②推薦入試

○入試時期
一般入試より早い1月下旬頃に実施されます。

○試験内容
推薦入試には一般推薦と、文化・スポーツ推薦があります。
試験では学力検査は無く面接・集団討論と、作文・小論文・実技などの検査が行われます。
また、調査書の評価割合は50%まで(学校によって異なる)となっています。

募集人数は普通科で定員の20%までとなっており、一般入試に比べ狭い門であると言えます。
また、定員は男女別で設定されています。(専門、総合、単位制は除く)

○内申点
推薦入試では換算内申ではなく、素内申の45満点となります。
各学校の提示している内申点をチェックし、自分はあといくつ必要なのか考え、定期テストに向け計画を立てる事が大切です。

東京都公立高校入試で気をつける事

○模試を受けて自分の偏差値を知る
東京都では有名な模試にVもぎ、Wもぎがあります。模試は必ず受け(学校で受けさせてくれる所も多いです)自分の偏差値を知り、どの科目のどの単元をより勉強するべきなのか戦略を立てる必要があるでしょう。

○一般入試なら私立の併願を
先の模試の話に繋がりますが、二次募集があるとは言え、一般入試は基本一発勝負だと考えておいた方が良いです。

公立高校の一般入試は一校しか受ける事ができません。したがって事前に私立高校を受験して合格を確定しておけば、お子様も良い精神状態で公立入試に向かう事ができます。
公立高校を第一志望にお考えでしたら、私立併願はできるだけしておきたいと言えます。

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