敬語の勘違いについて|全学年/国語

勉強コラム

この記事を読んでいる人のほとんどが日本人だと思います。
今日本に住んでいる人、外国に住んでいる人、もしくはこれから外国に住む予定のある人、様々だと思いますが、
ビジネス上でも、学校内でも、これから先、外国の方と交流する場面が増えてくると思います。国際化ですね。
しかし、日本は世間でも国際化が出来ていないと世間でもよく言われています。
その原因として、日本人の英語力です。かといって日本人の全員が英語をスラスラと話せるようになれば国際化が進むことになるのかと言えばそうでもありません。
学国の方と「丁寧で」「正確な」英語で話せるかということも一つ大きなスキルかと思います。
そこで今回は、よく外国人に勘違いされやすい日本語の敬語を紹介していきたいと思います。

当たり前に使っている日本語は伝わらない!?

想像してみてください。
あなたは東京のアナウンサーだとします。
そこで、外国人の方にインタビューをしてみましょう。
東京が好きな理由、そのポイントを聞いてみましょう。

『東京のどういったところが好きですか?』

すると返ってきた返事は・・・

『家です』

いや・・・そういうことを聞いているんじゃなくて・・・

となりますよね!?
どうしてこういうことが起きてしまうのか。
外国の方の日本語の理解が乏しいからでしょうか?
日本語が得意な外国人にとっても、時々日本語のニュアンスがわからないときもあります。
外国の方の日本語の理解が乏しいからでしょうか?

いいえ違います。
こちらの聞き方がおかしいのです。

東京のどこが好きですか?
という質問は、外国の方にとっては、

『東京に存在する場所の中でどの場所が好きですか?』

と捉えられたということです。
英語圏の人にとっては、『どこ』=『where』という単語になります。
この質問は英語では、
Where do you like ~?
となってしまいます。
本当は、
What do you like about 〇〇?
です。

こういった様に、日本人にとっては当たり前に使っている日本語でも外国人にとっては全く受け取り方が違うということを抑えた上でコミュニケーションを意識するとまた違ったコミュニケーションが取れるのかもしれないですね!

〇〇を食べれますか?

もう一つ外国人に聞いてみましょう。
日本食で外国人にとっては定番の寿司!この寿司が好きかどうか聞いてみましょう。

『お寿司は食べれますか?』

返ってきた答えは、・・・

『はい』
でした。
おー!やっぱり外国人は寿司好きなんだぁ!

・・・。

これも実はおかしな聞き方です。

食べれる=can eat
と捉えられ、食べるという動作は出来ますか?と聞かれていると勘違いしてしまいます。
寿司は好きではないけど、まぁ口の中に入れて飲み込んで消化するくらいは出来るかなぁ
と思い、『はい』と答えてしまいます。
好きですか?と食べられますか?は日本語では似たような使い方をされるときがありますが、外国人にとっては、全く意味が異なります。
もし外国人にこのような質問の仕方をして、「えっ?」と少し戸惑うような仕草をした場合、
すかさずしっかりと「好きですか?」と丁寧に聞いてあげましょう。コミュニケーションがうまくいくはずです。

外国に敬語はないというのは勘違い

テレビ番組のインタビューでこういう場面を見たことはありませんか?

日本人:「日本はどうですか」
外国人:「ずっと来てみたかったんだ、興奮してるよ!」「来られて嬉しいわ、東京大好き!」

という様に日本語で吹き替えされている場面。
全く敬語を使っていないですよね。
これをそのままもし日本人が言ったとしたらものすごく印象の悪い人になってしまいます。
この吹き替えは日本人の勝手な思い込みで、一種の外国人に対する偏見と言っても過言ではありません。
イタリア語には文法的にも立派に敬語としての二人称が存在します。
見知らぬ人にいきなり「おまえさん」だとか「あんたは」なんて言葉は使いません。「おまえさん」や「君」と言いたい時には、ある程度親しくなった後に、
「これから『君』と呼んでも構いませんか?」と断りを入れてきます。
イタリア人は、しっかりと対人を敬うこの敬語を駆使できているかどうかで、その人の資質をはかっているところがあります。

このように、外国人は敬語を使わない、敬語という概念がないというのは日本人の勘違いです。こういった勘違いを一つでも減らすことで、より一層外国人とのコミュニケーションをスムーズに行うことが出来ます。
オリンピックも近いです。しっかりとした知識は持っていくに越したことはないですね。

おわりに

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