日本語を学ぶ人が多い国ランキング|全学年/国語

勉強コラム

私たち日本人は、義務教育で英語を学びます。
これは英語が所謂「世界共通語」として多くの国で使用されており、グローバル社会を生きるうえで最低限の英語スキルは必須といえる環境だからと言えるでしょう。

では、私たちが普段使用する「日本語」を学んでいる外国人はどれくらいいるのでしょうか。
そして、日本語を学ぶ人が最も多いのはどの国なのでしょうか。

この記事では、日本語を学ぶ人が多い国を、外務省のデータに基づきランキング形式で5つご紹介します。

目次

第5位:タイ


日本との経済関係が強く、親日家が多いとされるタイ。
外務省のデータによると2021年時点で、およそ18万人が日本語を学んでいます。
タイに進出している日本企業は5000社を超える他、最近はアニメやゲームといった日本のポップカルチャーが多く流入していることも、タイでの日本語学習者が多い理由の一つです。
また、タイの日本語教育は歴史が古く、日本で学位を取得した優秀な研究者も、バンコクを中心とする有力大学に多く在籍しています。

第4位:オーストラリア


オーストラリアでは、5位のタイを大きくしのぐ数であるおよそ41万人が日本語を学んでいます。
オーストラリアでは小学校から大学までの教育段階において、日本語の学習が盛んに行われており、州によって違いはあるものの、外国語の中で最も学ばれているのが日本語だとも言われています。
また、オーストラリアでは日本語が大学入学認定科目として認められています。

第3位:韓国


政治・経済、社会・文化等の多方面において、日本と緊密な関係を保ってきた韓国。
そんな韓国では2021年時点で、およそ47万人が日本語を学習しています。
その学習者のうち、8割を占めるのが中学生・高校生であり、高等学校では、日本語は第二外国語に指定されている8つの言語の中で最も履修者が多いとされています。

第2位:インドネシア


インドネシアは日本との経済面での結びつきが強い国です。
そんなインドネシアでは最近、日本のアニメやマンガ、J-POPを契機として日本語を学習する若者が多いと言われ、その数はおよそ71万人にのぼります。
また韓国と同じく、インドネシアの高校では日本語が第二外国語の一つに指定されていることもあり、学習者の大部分を高校生が占めています。

第1位:中国


世界で最も日本語を学ぶ人が多い国は中国で、その数はおよそ100万人にのぼります。
中国と日本の間には昔から緊密な経済関係があり、日本留学、日系企業への就職等の実利的なニーズがあります。
また、アニメや漫画、ファッションといったポップカルチャー、観光等の文化的側面が、日本への興味・関心を強く喚起していると言われています。