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勉強の遅れから不登校に…
そんなお子さんには家庭教師がオススメ
ごく一般的なお話ですが、 中学生になると、学校の授業が難しく感じる生徒さんが多く見受けられます。
そういった生徒さんの中には
「(学校で)授業を受けても何も見出すことが出来ず,その意味がない」
と捉え、次第に
「学校が面白くない。行ってもつまらない。」
と感じて, 学校に通わなくなる方もいます。
ふと気付いたら, (学校の)授業が進んでいて, その内容について
「どこが分からないのかが分からない。」
となっているのが現状です。
もし上記のケースに少しでも当てはまるお子さんがおられたら, 家庭教師によるマンツーマン指導(担任制による1対1での指導) を、選択肢の1つに考えて頂けますと幸いです。
私たちは,不登校に悩むお子さんに対しても,学習面を中心とした形で,進学のお手伝いをさせて頂くことが出来ます。
とある不登校のお子さんのエピソード
先述のケースにあてはまるお子さんで、高校への進学を希望する不登校の生徒さんを指導した経験があります。
私立高校への合格に向けた学習面でのサポートをお願いしたいとの事でその生徒をお引き受けする形となりました。中学3年の夏休みの終わり頃のご入会で, 私立の入試まで約5カ月と差し迫っていました。
お伺いして聞いてみると, 中学1年の中頃から学校に行けていないとの事でした。不登校になった理由には「勉強の面での遅れ」等が挙がっていました。
その解決に向けて
「周りの子たちから遅れている所を取り戻そう。その姿を周りに見せつけてやろう。」
と意気込みを伝え, その生徒との学びをスタートさせました。
最初に行なった対策とは
まずは, 私立の受験日までに一緒に取り組んだ内容をお伝えします。
県下の私立は入試が 国・数・英の3教科制の所が多かったので, 本試験までの期間を3科目に限定して対策を行いました。
開始した頃には,中学の始め頃に習う単元の内容でさえも殆ど覚えられていない状況でした。
それが数学と英語で良く見られたので, 授業はその2科目で戻り学習に重きを置く形をとりました。
入試まで残り5カ月でしたので, 数・英の補強を以下の流れで進めていきました。
初めの1カ月は数学を中心に、出題が予想される計算の問題の解き方を振り返り, 次の2カ月は英文法の振り返りも追加しての授業となりました。
受験する学校が決まった辺りから, 最後の2カ月は志望校の赤本を使って入学を希望する私立の対策をしました。赤本の取り組みは(過去問の)大問ごとの優先順位を振り分けて行いました。
その生徒さんは授業で扱ったことの理解があり, 習った内容を組み合わせて活用することが出来るため、上記の授業運びとさせて頂きました。
厳選した宿題で効率的に学力UP!そして高校合格へ
お伺い出来ない日は、授業で習ったことを思い出して貰うために宿題を出しました。
宿題は授業で取り扱った単元内容から厳選して出す形を取りました。学びに対する意欲を持たせ, やる気の癖をつけさせる出し方を心掛けました。
ご両親からは「宿題は言わなくてもやっている。(正解しているので) 集中して出来ているのかな。」というお声がありました。
本人の中で「できたを増やす」感覚が持てて, それが自信へと繋がったのかな、と思っています。そして, 本番に向けて努力を続けた甲斐もあり, その生徒さんは県下の私立の高校へ無事に合格することが出来ました。
人としての成長も
その生徒さんは学力だけでなく、人としての成長も見られました。入会して間もない頃は, 画に描いたように大人しくて言葉数も少ないお子さんでした。
それが学校の予定とか学校であった事など聞いていくうちに, (私の中で)いつしか打ち解け合えている感じがしました。時が経つにつれて, 私が聞きそうなことを自分から先んじて話す様になっていました。
お母様からは, 「(生徒名)が,学校のことを,自分から話すようになった。」というお言葉も頂きました。共に学び始めたあの頃よりも, どこか明るくなり笑顔も増えていて, 人当たりまで良くなった感がありました。
おわりに
プロ家庭教師による1対1の指導は、単に学力をつけるだけでなく、コミュニケーション能力や積極性も伸ばすことができます。
私たち「家庭教師のアルファ」では、今回ご紹介したようなエピソードは決して珍しいものではありません。
「もともと不登校だったけど、指導を始めたことで学力や自信を取り戻し、志望校に合格できた」
そんなエピソードがあふれています。
もしも今、お子さんが不登校でお悩みなら、「できたを増やす」家庭教師のアルファへお気軽にご相談ください。
教育に関することでしたら、どのようなご相談も承っております。
「こんなこと相談して良いのかな…」と、悩まれる必要は全くありません。
こちらの記事の監修者
浅井保(あさい たもつ)
・北海道大学文学部卒
・家庭教師のアルファ 講師部長
・山手中央高等学院 学院長
2008年に『家庭教師のアルファ』のプロ家庭教師として活動開始。
現在、株式会社アルファコーポレーション講師部部長、および同社の運営する通信制サポート校・山手中央高等学院の学院長を兼務しながら講師として指導にも従事。