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大切なのは『覚える』ことよりも『忘れない』こと
小学生の漢字テスト対策などを見ていると多くの子が『書き取り』をしています。
同じ漢字を続けて10回書く!というのを繰り返しています。
しかし、この覚え方では「しばらく経つと忘れてしまった」という経験をした子も少なくありません。
ここで重要なのは『覚えようとしない』ことです。
何度も繰り返すうちに『覚えてしまった』が理想なのです。
好きな番組の主題歌を何話も見ているうちに自然と覚えてしまうのに似ていますね!
ライティング、リスニング対策も並行したい
受験、テストではもちろん読解だけではなく書かされたり、聞き取らなければならない場面もあります。
そのため『読解』用にだけ単語の練習をするのは非常に勿体ないのです。
そこで手持ちの英単語帳を使って、自分のわからない、自信のない英単語をノート(ルーズリーフの方がおすすめ)に書いていきます。
その時には書きながら発音もしていきましょう!
以下のようにページを二等分するように線を引きます。
そして二等分されたところを更に分割します。(今度は半々ではなく4:6くらいの割合で)
では実際にやってみましょう!
この作業を行うのにおススメなのはオレンジまたはピンク色のペンです。(オレンジやピンク色だと赤シートで消えてくれるからです)
まずは赤シートで隠しながら一つ一つチェックしていきましょう。
そして『意味がわからない』『自信がない』『複数個ある意味の一部しかわからない』ものがあれば、その都度上で準備したノートに書いていきましょう。
この時は『覚えよう』としなくて大丈夫です!
とにかくひたすら書いていくだけで結構です。
繰り返しが、自信になる
一冊の英単語帳を一通り終えてみると一回目のチャレンジでは思ったよりも大量にわからない単語が出てきたのではないかと思います。
もしかしたら3000語ある内の2000語がわからなかった!なんてこともあったかもしれません。
ですが一回目で完璧にできる必要はないのです。(最初からパーフェクトなんて人はいないでしょう?)
二回目のチャレンジでは英単語帳ではなく、一回目に自分が作ったノートを使用しましょう。
英単語帳の中には『一回目のチャレンジでわかってた単語』も『わからなかった単語』もどちらもありますが、自分が一回目に作成したノートには『わからなかった単語』のみが書かれています。
使用するものは英単語帳から一回目に使用したノートに変わりました(だからルーズリーフの方が扱いやすいわけですね)が、作業自体は一回目と同じです。
すると一回目には2000語のわからなかった単語が二回目には例えば1800語に減っているかもしれません。あるいはもっと減っているかもしれません。
そして三回目にはさらに減って1300語になっているかもしれません。
この作業を何度も何度も繰り返してわからない単語が0になるまで頑張ればクリアです!
もちろんクリアしたといってもそのまま放置してしまえばどんどん忘れていってしまいますので、定期的なメンテナンス作業は必要になります。
ですが『一度クリアまでやり遂げた』という事実があると『この程度の作業なら余裕だ』という気持ちにさせてくれます。
そして手元にある何度も何度もチャレンジした大量のノートが自分の努力を、成果を証明してくれます。
それが『自信』に繋がってくれるでしょう!
おわりに
単語力がついて英文が読めるようになってくると読むことが楽しくなってきますし、読むことが楽しくなれば速度も上がりますし正答率も飛躍的に上がってきますよ!
皆さんがこの感覚にいち早くたどり着いてくれることを心から願うものです。
最初は辛く大変でも、その先に待っているものを信じて頑張ってください!
こちらの記事を読まれたお子さまへ
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こちらの記事をお読みいただいた保護者さまへ
さて、この記事をお読み頂いた保護者さまの中には
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「部活が忙しくて勉強する時間がとれない」
「このままだと高校受験が心配」
といった、お子さまの勉強に関するお悩みを持たれている方も多いのではないでしょうか。
中学生は授業のペースがどんどん早くなっていき、単元がより連鎖してつながってきます。
そのため、一つの単元につまづいてしまうと、そこから連鎖的に苦手意識が広がってしまうケースが多いのです。
したがって、一つ一つの単元を確実に理解しながら進めることが大切になってきます。
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こちらの記事の監修者
浅井保(あさい たもつ)
- ・北海道大学文学部卒
- ・家庭教師のアルファ 講師部長
2008年に『家庭教師のアルファ』のプロ家庭教師として活動開始し、数多くの生徒への学習指導を経験。
現在、株式会社アルファコーポレーション講師部部長。