反抗期の子どもの「できた!」を増やす。家庭教師の勉強法とは?

家庭教師について

この記事では、経験豊富なプロ家庭教師が、思春期・反抗期を迎えたお子さまにどのような指導を行なっているかをご紹介しています。

「子どもが反抗期で全然言うことを聞かない」
「勉強時間も減り、成績が落ちてしまった」
「”勉強しなさい”と言うとケンカになる」

そんなことでお悩みの方は、本記事がその解決のヒントとなるかもしれません。
ぜひ最後までお読みください。

目次

まずは「味方」だと信じてもらう


私たちプロ家庭教師が、思春期・反抗期とよばれる年代の生徒さんにまずすべきことは
「この人は自分の味方なんだ」
という信頼を得ることだと思っています。

親子だとどうしても相反する会話に対し歪みが生じ、子供は抵抗する場面も多いかと思います。

「勉強しなさい!」
「たったそれだけ?」
「無駄な時間が多いから!」

などの典型的な命令・否定の言葉はお子さまのやる気を下げてしまう原因の一つです。
でも親であれば、子供が心配な想いから、ついつい「勉強しろ」と言ってしまうことも当然ありますよね。
私たちは、保護者様のそのような言動を止めるわけではありません。

ですが子供には、自分の味方になってくれる存在が必要です。
そのため、家庭教師は生徒さんの味方になって接することが大切だと、常日頃から感じています。

”かんたんな質問”をうまく利用する



具体的例としては簡単なこと、もしくは勉強以外のことをを先に問いかけるようにしています。
中学生の生徒さんに対し、いきなり「2+3は?」と尋ねたりすることもあります。
すると生徒さんは「えっ?」となりますよね。
これが意外と効果的で、生徒さんの緊張がほぐれますし、返答してくれることも多いのです。

私はこれをギャップと考えています。
特に反抗期の生徒さんには共感を持つことが必要です。
たとえ正しい答えでなかったとしても、冷静に生徒さんと会話をすることで小さな絆が生まれます。

「同調意見」と「主観的意見」を組み合わせる

ある時、一人の生徒さんがご両親には言いづらい相談をしてきてくれました。
生徒さんのプライバシーに関わることですので詳しくは書きませんが、それは勉強が捗らないほどの内容でした。

この時私は2つの考えを伝えました。
1つは同調意見です。
生徒さんの考えや行動を理解し、とにかく肯定してあげる。
そうすることで、生徒さんのなかに「この先生はわかってくれる」という感情が芽生え、この後にこちらが言うことに耳を傾けてくれるようになります。

もう1つは主観的意見です。
子どもの悩みには、大人だからこそできる“視野を広げたアドバイス”が有効なことがあります。
もちろん押し付けるように言うのではなく、「こういう考えもあるんだよ」と諭すように助言する。
こうすることで、たとえ反抗期の生徒さんであっても「ちょっとは参考にしてみるか」くらいには感じてもらえると思います。

この時の生徒さんは、言葉としては「ふーん」という素っ気ない返答でしたが、私の言葉を受け止めてくれたのか、その直前と比べ見違えるようにペンが動くようになりました。

わかった!の言葉を信じすぎない

実際に問題を解いてもらっている時にも、生徒さんの言葉には注意を払う必要があります。
その代表的なものが、生徒さんの「わかった!」というフレーズです。
この言葉は、一見うれしい言葉のように聞こえます。ですが、その場ではわかったつもりになっていても、本当に理解できてはいないことも多々あります。

そのため、私たちプロ家庭教師は、言葉だけでなく生徒さんの表情や手の動きをよく見るようにしています。

表情が曇っていたり手が止まっていたりしたら、その生徒さんのレベルに合わせた解説をし、類題を解いてもらう。
それを繰り返しながら「できたを増やす」ことが大切で、その数が増すほど自信に満ちた表情が生まれていきます。

時間はかかるかもしれませんが、着実に1歩1歩前進できるところが、家庭教師のメリットです。
生徒さんが成長してくると、「もう1回!」と言いながら難しい問題にもチャレンジしたり、「これは?」と自ら質問してきてくれます。

保護者様とのコミュニケーション


保護者様と家庭教師のコミュニケーションも、成績をあげるうえでとても大切な要素だと考えます。
保護者様、お子様、家庭教師の向かうベクトルが完全同じ方向になることが、効率よく成績を上げる方法だからです。

保護者様からは家でのお子様の状況を教えていただき、こちらからは勉強・入試に関する情報等を共有する。
特に入試傾向や偏差値の変動等に関しては正確にお伝えするようにしています。
そうすることで、より「ご家庭全体」で成績アップ・受験合格に挑戦していただけるようになり、生徒さんのモチベーションが格段に違ってくるのです。

反抗期を受け止め、「できたを増やす」のがアルファ

反抗期では脱線しやすいので、その軌道を修正するのがプロ家庭教師の役目だと思っています。
勉強意外でも自らの経験・情報を伝え、自立を促しながら、保護者様のありがたみ・学業の重要性・自身の向上心とったものにも気づいてくれるように指導していきます。
「今を生きる」という狭い視野を「目標に向かって進む!」という考えに変換できたら何よりです。

私たち『家庭教師のアルファ』は、プロ家庭教師専門の会社として、これまで15年以上、計35,000人のお子さまの学習をサポートしてきました。
「プロ家庭教師」とは、”勉強を教えるプロ”というだけではありません。
私たちは”お子さまと向き合うプロ”でもあります。

思春期・反抗期特有の勉強離れや親子間のコミュニケーションの希薄化など、まずは私たちにご相談ください。
きっと私たちが、お子さまの将来をより良いものにするお手伝いができると思います。
まずは下のボタンから、お気軽に資料請求・無料体験にお申込みください。

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こちらの記事の監修者

 浅井保(あさい たもつ)
・北海道大学文学部卒
・家庭教師のアルファ 講師部長
・山手中央高等学院 学院長

 
2008年に『家庭教師のアルファ』のプロ家庭教師として活動開始。
現在、株式会社アルファコーポレーション講師部部長、および同社の運営する通信制サポート校・山手中央高等学院の学院長を兼務しながら講師として指導にも従事。