高校生の家庭教師の料金相場は?|高校生

家庭教師について

帰宅時間が遅く就職にも影響する大学受験を控えた高校生。その学力を効率的に伸ばす上で、家庭教師は非常に役立つでしょう。しかし、志望校のレベルや受験科目に違いがあったり、また個人契約もあるがゆえに、高校生の家庭教師の料金相場は分かりにくいですよね。
この記事では、高校生の家庭教師に関して一番気になる料金相場について解説しています。ぜひ参考にしてください。

目次

高校生向けの家庭教師の料金相場とは?


それでは、個人契約の場合と仲介業者(家庭教師会社)の場合に分けて、高校生の家庭教師の料金相場を解説していきます。

◆個人契約の場合の料金相場
授業料を1時間あたりで見てみると、低料金であれば3,000円、高ければ10,000円以上になることもあるようです。幅が大きいので、高くなる条件についてもう少し詳しく見ていきましょう。(※あくまで相場です。実際の契約条件はその家庭教師によります。)
・学年が上がるごとに難易度が上がるため料金も高くなる。(+0~2,000円)
・学生より、実績のあるプロ家庭教師の方が高い。(+1,000~3,000円)
・偏差値が高い志望校、学部に対応できる家庭教師の方が高い。(+1,000~5,000円)
※他にも、都心部か地方か、生徒が公立校か私立校かによっても違うこともあります。

具体的なシミュレーションをしてみると、料金幅が狭められそうです、
・高1で学校の授業についていくのが目的なら、学生で3,000~4,000円
・高2で国立大文系志望なら、学生で3,000~5,000円、プロ家庭教師で4,000~7,000円
・受験生で医学部志望なら、プロ家庭教師で8,000円~10,000円以上

といったあたりが相場として想定できますね。

個人契約の場合のメリット・デメリット

個人契約のメリットをみていきましょう。
◆料金が安い、分かりやすい
一般に、個人契約の方が仲介業者(家庭教師会社)よりも低料金です。諸経費が不要だからです。また、料金体系もシンプルです。
追加でかかるのは交通費と教材費ですが、ほぼ実費であることが多いです。
※ただし、特別な技術やレベルになると家庭教師の希少価値が上がるため、逆に高料金になることもあります。

◆融通が利く
両者が合意すればいいだけなので始めやすいです。面倒な手続きもないので、すぐに始められることも多いでしょう。
また、仲介業者(家庭教師会社)のルールに縛られないので、家庭教師側が了承できる範囲であれば、条件や指導内容に変更したいことがあったとしても柔軟に対応してくれるでしょう。

それでは個人契約にはデメリットはどのようなものでしょうか。

◆いい家庭教師なのかどうか分からない
知人の紹介であれば別ですが、事前に人となりや指導力を把握することはできないので、しばらくやってみるしかありません。
もしお子様やご要望とマッチしないと感じたら、探すところからやり直すことになります。

◆代わりがいない
休暇や急病、慶弔により指導できない日はどうしても出てきます。仕方のないこととはいえ、お子様のテスト時期ややる気の出ている時期に重なると残念な気持ちになってしまいますね。特に学生家庭教師の場合、大学の勉強や研究はもちろんですが、高校生より長い長期休暇の帰省、部活やサークル活動、就職活動などで2週間以上指導ができないこともあり、せっかくのお子様の学習機会が減ってしまうことがあります。

◆長期間担当できないことがある
初めから一定期間だけやるつもりの家庭教師もいます。学生ならいつかは卒業してしまいますし、社会人でも次の就職が決まるまでという場合もあります。
家庭教師をあまり代えたくない場合や、長期的な指導をお考えの場合には事前にしっかり確認しておく必要がありますね。

◆トラブルの解決に労力がかかる
何かしらのトラブルが発生したときに当事者同士で解決しなければなりません。連絡がつかない事態になれば解決も難しくなります。
契約書も交わさないことが多いので第三者が入っても解決に至らないことがあったり、解決に向かったとしても時間がかかり過ぎてしまい、お子様の学習に遅れが出てしまうという最悪の事態もないわけではありません。

仲介業者(家庭教師会社)を介した場合の料金相場

それでは今度は、仲介業者(家庭教師会社)を介した場合の料金相場をみていきましょう。
個人契約と同じように授業料を1時間あたりで見てみると、4,000~10,000円くらいのようで、個人契約よりも少し高くなっています。高くなる条件は個人契約と同様と考えて差し支えありません。
・学年が上がるごとに高く
・学生より、プロ家庭教師の方が高く
・志望校の学部や偏差値によっては高く

個人契約では料金幅の大きかったプロ講師ですが、家庭教師一人ひとりの能力によって料金が上下しない会社がほとんどなので、授業料の幅は狭くなり料金は高くなりすぎないといっていいでしょう。

個人契約と同じシミュレーションをしてみましょう。
・高1で学校の授業についていくのが目的なら、学生で4,000~5,000円
・高2で国立大文系志望なら、学生で4,000~6,000円、プロ家庭教師で5,000~8,000円
・受験生で医学部志望なら、プロ家庭教師で8,000円~10,000円
こういった相場が見えてきますね。

仲介業者(家庭教師会社)の場合のメリット・デメリット

仲介業者(家庭教師会社)にはどのようなメリットがあるか見ていきましょう。

◆家庭教師の質が一定以上
面接や試験を通じて採用され、その後にも指導方法やマナー、さらに受験情報に関する研修も継続的に行っているところが多いので、家庭教師の質は高いといえるでしょう。使用する教材が決められている会社であれば、指導の質も一定以上は望めますね。

◆担当家庭教師が休む時には代わりを派遣
担当の家庭教師の休みに対しては、別の日に振り替えするか、日程調整が必要になることもありますが会社として別の家庭教師を用意してくれることが多いでしょう。また、家庭教師の交代についても対応してくれるのが一般的です。

◆トラブルへの安心感
会社としてサービス提供しているのでトラブルには敏感です。未然に防ぐように努めているはずですが、万が一発生した場合にもすぐに解決に動いてくれるでしょう。現状と要望をしっかり伝えましょう。

では、デメリットにはどのようなものがあるでしょうか。

◆料金が高い、少し分かりにくい
一番気になるのがこの点ですよね。会社として経費がどうしてもかかるため、個人契約よりは高いことが多いです。また、入会金、管理費、教材費などについては各社異なるので、その分料金体系も複雑といえるでしょう。説明は必ずしてくれますので、納得するまで聞くようにしましょう。

◆会社としてのルールがある
当然ながら会社としてのルール(サービス規約)があったり申し込み手続きがあったりします。納得して申し込んでもらうために必要なことではありますが、忙しい方には少し面倒に感じることがあるかもしれません。しかし、後々トラブルにならないためにも条件についてはよく確認しましょう。

家庭教師のメリット・デメリットとは?

高校生の家庭教師の料金と、個人契約と仲介業者(家庭教師会社)の違いについてみてきました。
ここでは、家庭教師そのものの特徴についてみていきましょう。
まずは家庭教師のメリットですが、以下のようなものが挙げられます。

◆一人ひとりに合った指導をしてくれる
家庭教師は完全マンツーマンなので、その生徒に合った最適な指導ができるのが最大のメリットです。塾や予備校は年間の指導カリキュラムが決まっていて、苦手なところを分かるまで教わることがなかなかできません。苦手というのは、何年も分からないのが積み重なったり、勉強のし方が分からないので苦手になっていることが多いです。高校生にもなると一人で苦手を克服するのはかなり難しいですよね。
家庭教師なら、苦手の原因を見つけてくれたり、どこまで戻ればいいのか、他の科目との関連はどうかを考えてくれますし、生徒個人の学習習慣や時には生活習慣までアドバイスすることもできます。しかもその生徒に一番わかりやすい言葉ややり方でできます。苦手に取り組むのは生徒も精神的に大変です。それでも一緒に頑張る「自分の先生」がいるのは心強いのではないでしょうか。
苦手だけではなく、得意を伸ばすことも家庭教師の得意分野といえるでしょう。生徒の理解度を把握した上で適切なレベルの指導ができるので、時間を無駄にせず効率よく得意を伸ばすことができるでしょう。

◆日程の融通が利く
塾や予備校は授業の日程が事前に決まっていますので、部活や習い事とスケジュールが重なってしまうこともあります。家庭教師の場合、希望する日程を申込前に伝えることができますので、そのスケジュールで授業を受けることができます。また、夏休みやテスト前に授業を増やしたい場合など、入会後も柔軟に対応してもらえます。

◆移動する必要がない
実はこれもとても大きなメリットです。家庭教師とはその名の通り「家庭に来てくれる教師」です。お子様の移動の時間を無駄にすることもなく、部活で疲れた体で通う必要もなく、忘れ物をしてしまうこともありません。自宅で落ち着いて学習に取り組むことができるのも、行き帰りでトラブルがないのも、送り迎えの必要がないのも、保護者様にとっては安心材料ですね。

家庭教師のデメリット

良いことずくめの家庭教師にもデメリットはあります。

◆家庭教師には個人差がある
生徒の状況や要望は千差万別です。そこに対応しようとしたり優先順位を考えたりするとき、また教え方や使う言葉、雰囲気など、家庭教師も人間なので個人差があります。研修などの目的は、最低基準を上げることと対応力を広げることにあります。個性を消すことや均質化が目的ではなく、むしろ個性を売りにしたり他の家庭教師にできない教え方を身に付けようとしているのが家庭教師の特徴です。ですので、お子様や保護者様から見るとそれが「ばらつき」に見えることがあるでしょう。

◆1対1なので気疲れする
一定の時間、年の離れた大人とつきっきりになるので、生徒が気疲れすることがあります。問題を解いている間も家庭教師は生徒を観察しているものなので、その点でも生徒は緊張し疲れることがあるでしょう。家庭教師も、リラックスさせようとか緊張感がないから今はびしっとしようとか常に考えているはずですが、それが上手くいかないこともあるかもしれません。ある程度回数が重なればお子様も慣れていくこともありますが、どうしても相性が合わない場合は家庭教師の交代を検討することも必要です。

◆授業料が高い
塾や予備校などの集団指導と比較すると家庭教師の授業料が高いのはしかたがありません。お子様のことを真剣に考えれば考えるほど、良い学習環境を与えたいと保護者様が考えるのは当然でしょう。やはりバランスや費用対効果を考え、情報を集めたり相談するのが大事といえるでしょう。多くの仲介業者(家庭教師会社)では体験授業も実施していますので、検討中のところがあったら利用できるか問い合わせてみましょう。

高校生向け家庭教師の選び方とは?

高校生向け家庭教師に良い選び方はあるのでしょうか?

◆家庭教師の性別や性格を検討する
高校生にもなると性格の形成が落ち着いてきます。小中学生よりもお子様に合った家庭教師を選びやすくなるでしょう。
・同性がよいか、異性がよいか
・リーダーシップをもって引っ張ってもらいたいか、お子様と協調してもらいたいか
他にも、性格というよりは指導方針なのでバランス含めて対応可能な面ではありますが、下記などは家庭教師の性格や考え方が関係する部分といえるでしょう。
・厳しいか、優しいか
・志望校などの目標から考えるか、現状から考えるか
体験授業や面談の際に家庭教師に対する希望があったら伝えましょう。お子様にはどのような家庭教師が向いているのか相談するのもいいですね。

◆自分の受験する科目に対応しているかきちんと確認する
受験ともなると、その科目を教えられるだけでなく受験面での指導ができることが必須です。また、志望校の2次試験にも対応した指導ができるかどうかも必ず確認しましょう。小論文対策には時間がかかりますので、受験科目にあるならば早めに小論文を指導できる家庭教師を確保したいところです。

◆料金設定を確認する
まずは相場に見合った料金かどうか確認しましょう。少し高いなと思っても、お子様の成績を上げることが目的なので、成果が期待できそうなら実際に話を聞いた方がいいです。また、授業料のほかに必要な料金についても確認しましょう。
・入会金
・管理費
・選考・紹介手数料
・更新料
・教材費
・交通費
などが考えられます。
また、テスト前や夏休みなどに追加で授業を増やした場合のシミュレーションもする必要があります。気になることは申し込みをする前に聞いておきましょう。

◆融通が利くか確認する
指導時間に、ある程度の融通が利くのが家庭教師の大きなメリットの1つではありますが、始めるときに曜日や時間を決めるため、その後にいつでもどんな要求でもできるわけではありません。スケジュール変更や欠席に関するルール、欠席を振り替えできる条件などの確認は必要です。お子様に合った形で指導をしてもらえることを確認した上で申し込むようにしましょう。

家庭教師と塾はどっちが安い?


家庭教師と塾(予備校)では、どちらが安いのでしょうか?
答えは簡単、ご存じの方もいるでしょうが、それではどれくらいの「差」があるのか比較してみましょう。業態が異なりますので、時間当たりではなく月額の授業料の相場で見ていきます。
※家庭教師は、上でご紹介した(個人契約ではなく)仲介業者・家庭教師会社、プロ講師の相場で、1回90分週2回の場合をもとに算出しています。
【集団塾】高1・2 → 3~4万円 受験生 → 4~5万円
【個別指導塾(生徒2~3人)】高1・2 → 4~5万円 受験生 → 5~7万円
【家庭教師】高1・2 → 6~8万円  受験生 → 7~12万円

正解は、やはり集団塾が一番安い!となります。集団塾は安い、家庭教師は高い。しかしここで注目すべきなのは、その「金額差」です。
集団塾と家庭教師を「比」で比べると約2倍ですが、「差」で比べると約3万円(受験生で約5万円)です。これを大きいととらえるか小さいととらえるかは、判断の分かれるところではないでしょうか。
集団塾を選ぶか、少し高いけど完全マンツーマンの家庭教師を選ぶか、その間をとって(マンツーマンではない)個別指導塾を選ぶか…
どれが、我が子が一番成果を出せるのか…
成果を出すために習わせるわけですから、業態選びもかなり重要ですね。

家庭教師を探すのは早い時期から始めよう

もし家庭教師を始めるならいつからがよいのでしょうか。答えは、「早いに越したことはない」です。
苦手を克服するにしても、得意を伸ばすにしても、受験対策をするにしても、早く始めて損することはありません。特に苦手克服は、解説を受けるのも演習を行うのも人一倍時間がかかることですよね。分からないことがどんどんたまってしまう前に始めるのが一番です。
そして忘れてはならないのが、人気の家庭教師はすぐに埋まってしまうということです。受験生の担当を外れた冬から1学期にかけては生徒を増やす余裕がありますが、夏休みからは難しくなってきます。
また、受験対策が遅れると志望校を下げざるを得ないこともあります。受験生にも早めのスタートをおすすめします。

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こちらの記事の監修者

 浅井保(あさい たもつ)
・北海道大学文学部卒
・家庭教師のアルファ 講師部長
・山手中央高等学院 学院長

 
2008年に『家庭教師のアルファ』のプロ家庭教師として活動開始。
現在、株式会社アルファコーポレーション講師部部長、および同社の運営する通信制サポート校・山手中央高等学院の学院長を兼務しながら講師として指導にも従事。