学問のすすめ / 福沢諭吉
曲解された本No.1といえば、これでしょう。天は人の上に人を作らず。人の下に人を作らず。で始まる本ですが、決して、平等を説いた本ではありません。
なぜ勉強する必要があるのか、勉強することでどうなるのかを論理的に説いた本です。一見は百聞にしかず、と思わされた本でした。
決してマネしないでください。 / 蛇蔵
科学の歴史がわかる本(漫画)。
教科書の裏側というか、テストには出ないけれども、科学も人がかかわっていることを実感できる本です。物理は式が多くてイヤになりますが、こんな人が作った式なんだ~とわかると親しみが持てるかもしれません。
著者は、『日本人の知らない日本語』を描いた人です。
風雲児たち ・風雲児たち 幕末編 / みなもと太郎
幕末を詳しく描こうとしたら、関が原まで遡ってしまった漫画です。ドラマ化されていたので見た人もいるかもしれません。
量が多すぎるのが難点ですが、読破したら江戸時代マスターになれます。
源氏物語が面白いほどわかる本 上 / 出口汪
大学入試の国語の先生といえば今は林修先生ですが、昔はこの人でした。(大学受験を控えている人は、システム現代文は必読です)
源氏物語は当時の常識(現代とは全く異なります)を知らないと、全く意味がわかりません。
その意味を説明してくれるので、非常にわかりやすいです(中学生でも大丈夫です)
それと同時に古文の読みとり方も身につけることができるので、一石二鳥です。
日本人のための憲法原論 / 小室直樹
高校で世界史をとった人にお勧めです。憲法の内容は全く出てこないのに、憲法のことがものすごく理解できます。
大元は、『痛快!憲法学』。北斗の拳とコラボしていました。日本国憲法は生きているか、の文の下にケンシロウの絵と名ゼリフがあり、楽しく読ませていただきました。
本当はそちらが本命なのですが、廃盤になりプレミアがついてしまいました…。
こちらにはケンシロウはいませんが、文章は同じです。憲法改正に興味がある人は、ぜひご一読を。
著者はソ連の崩壊を説明文で論理的に予言した人でもあります。
今回は、この辺でお開きとします。まだまだありますので、ご紹介できる機会があればうれしく思います。
これらの本は、私が「いいな。」と思っただけのものですから、みなさまには興味のわかない本もあるでしょう。
ですが、これらのちいさなものがたりのいくきれかが、おしまい、あなたのすきとおったほんとうのたべものになることを、どんなにねがうかわかりません。
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