「誰かを喜ばせる」ために本人が「必要に迫られる」ことがキッカケに
(よく聞く生徒さん談)
不規則動詞って色んな変化してイヤだァ〜。
九九が覚えられないィ〜。
漢字は全部同じに見えるゥ〜。
すいへいりーべぼくのふねェ〜。
先生代わりに覚えてよォ〜。
※語尾アイウエオ作文。今時の生徒さんは語尾が伸びます。
こんな声が聞こえると講師は焦ります。保護者の方々も一度は聞いたことのある生徒さんの声でしょう。
ではどう対処するべきでしょうか?暗記のヒントは幼少時代にあります。
電車好きの子が、駅名を路線図の端から端まで順番に暗唱するのを見聞きしたことはありませんか?実はワタクシもそうでした。
よく利用した地元を通る京急線の全駅名を、幼稚園の頃には暗唱できていました。なぜできたか?親戚の叔母に褒められたことがキッカケです。
短い区間でも暗唱すると、叔母はワタクシを天才扱いして喜んでくれました。
では褒めたら子どもが暗記できるようになるのか?
それは違います。
述懐しますと、ワタクシは叔母が褒めてくれたことで『叔母を喜ばせたい』と思い、それが『喜ばさなければならない』という義務に変わっていきました。
つまり自分の中で必要に迫られたのです。
大事なことは周囲が働きかけることではなく、生徒さん本人が必要に迫られることです。
また、『自分のために』だけでなく『他人のために』学習する環境をつくり、目標を立てることが大切です。
なぜならどんなに優秀な人でも『自分のために』だけでは頑張れないからです。
ウチの子に『他人のために学習』なんて重すぎ・・・とお思いの保護者様。
その方の喜ぶ顔が見たくて子どもは頑張ります。褒めるより子どもの成長を喜んでください。
『あなたがこんなに頑張ってくれて、嬉しいィ〜!』
語尾が伸びます。
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